まとめを作るのは勝手だけど、いろいろ事実誤認があるため、正直、困惑してる。
下記に、上記にある間違いをしておきたい。
★僕は、「SEALDsの活動はムダ!?」なんて否定はしていない
それは、まとめにも紹介されてる「SEALDsが今より賢くなるためのアクション」というブログ記事を読めば、誰でもわかること。
僕は、「デモで社会を変えられる」とか、「民主主義って何だ? コレだ」などのSEALDsの発言に対する違和感は表明しているけれど、彼らの活動を全面否定などしていない。
しかし、「デモをやる人がいてもいいし、他のことをやる人がいてもいい」というあまりにもざっくりした言い方にも違和感を覚えているので、民主主義や国民主権に関する基礎的な理解を分かち合おうと思い、「中学生にもわかる民主主義と国民主権の成立」というブログまで書いてるぐらいだ。
民主主義と国民主権の意味すら共通認識にしていないのなら、彼らと敵対する必要すら無いとわかるはずだ。
考えが違っているのなら、会って話して確認し合えばいいことぐらい、僕と奥田くんの共通理解だよ。
★僕自身は、「社会的起業家」ではない
僕はただのフリーライターであって、社会的起業家じゃない。
こんなことは、僕の仕事の履歴を見れば、明らかだろう。
確かに、僕はまだ日本では十分に知られているとは言えない新しいムーブメントである社会起業家やソーシャルデザインなどをより多くの人に知ってほしいと思ってる。
だから、関連本を執筆したり、雑誌やブログなどで関連記事を書くだけでなく、イベントや講義、ネット動画、ツイキャスの生配信などもやってきた。
しかし、執筆以外の仕事をソーシャルビジネスとして育てては来なかったし、僕自身を「社会的起業家」と自己紹介したこともない。
むしろ、「社会起業家」だと自称する人を警戒しているぐらいだ。
社会的課題を解決する優秀ん仕組みを作って事業化している人ほど、自ら「社会起業家」と名乗ることなど無いからね。
僕のような遊び人を「社会的起業家」と呼ばないでいただきたい。
毎日真面目に社会的課題を解決して成果を上げてる方々に失礼だから。
★ソーシャルデザインをよく知らない人のコメントは、反論ではない
まとめサイトには、SEALDsを擁護しているコメントもリンクされている。
でも、それらが、ソーシャルデザインの意味を理解しているかどうかすら、怪しいものばかり。
というか、このまとめを作った方自身が、ソーシャルデザインや社会起業の実態やその担い手たちと会ったことがあるのか、大いに疑問だ。
SEALDsのデモとソーシャルデザインのどちらかを支持するような対立構造に見立てて「釣る」ことによって、いったいどんな価値がネット市民に提供できるだろう?
「本の宣伝かよ」というツィートもあって、僕自身が作ったまとめでもないのに、困惑している。
もちろん、自分のtwitterやブログには、自分の本を紹介する。
「プレステより優れたゲームプラットフォームは他にあるから他社製品を買って!」なんて言うSonyの社員がいたら、「そんな戯言を言うヒマあったらプレステを最高に仕上げろ」って思うよね?
自分の仕事に誇りを持って取り組んでるなら、仕事の成果を担保にしたメッセージを主張するのは当然のこと。
とにかく、自分以外の仕事を紹介するNAVERまとめを作る際は、せめてそのテーマに見合った最新作を読んだうえで紹介してほしい。
僕の最新作は、今年4月に出した『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン入門』(河出書房新社)。
今回のNAVERまとめを拡散する際は、せめてタイトルから「SEALDsの活動はムダ!?」の部分を削除してほしい。
今回のNAVERまとめを拡散する際は、せめてタイトルから「SEALDsの活動はムダ!?」の部分を削除してほしい。
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