まずは、歌詞だけで味わってみよう(Nコンのサイトより)。
歌詞は多様な解釈を許すものだから、いろいろ考えてみてほしいのだけど、僕はこれを「多様性への関心」を分かち合おうという呼びかけだ、と読んだ。
安保関連法の騒動で、政治家や官僚と出会ったこともなく「知らない人」のはずなのに、あれこれと期待をぶつける人がたくさんいたよね。
今日も、自殺を望んで友人に殺してもらった女子高生の事件について、局アナが「大人がこんなに命の大切さを説いているのに」と叫んでた。
自分とは違う境遇や生い立ち、資産層、年代、考えなどの相手に対して、軽々しく「お前が悪い」とか、「こっちはちゃんとやってるのに」とか、簡単に居直らないでいたいものだ。
むしろ、僕らは、自分が相手を「知らない」ことに対して臆病にならず、「知ろう」という構えをもとう。
自分が知らないだけで、本当は自分を救ってくれるのは、自分が勝手に「あたしのことを嫌っている」と思い込んでいた人なのかもしれないのだから。
●まず自分を知り、そして知らない相手に寛容になろう
人は、自分がどういう家庭や地域の環境で育ち、学校でどんな教育を受け、誰にどんな考えを仕込まれてきたのかを、あまり振り返らない。
でも、現在の自分の考えは、誰でもその人の過去の積み重ねによって作られている。
だから、たとえば安倍総理のふるまいについて考える時も、ただ目先の政策だけを見つめるのではなく、彼の生い立ちを想像してみたいと思い、僕は「安倍総理とヒットラーを結ぶ『魂の殺人』」というブログ記事を書いてみた。
また、自殺に対して自分なりに自分のできることを考えてみたいと思い、「自殺した友人と、希望を作るソーシャルデザイン」というブログ記事も書いてみた。
どちらも、当事者の言動を動機づけてきたものに対する関心から生まれた記事だ。
他人からは「変じゃないの?」と思われてしまう言動にも、その人をその言動へ動機づける過去がある。
それは、子育てや教育、職場や友人関係など過去に受けた影響の蓄積によるものだから、その人自身では治せない病気のようなものだ。
その人をその言動に導いた背景を知ろうという構えを忘れたくない。
その人を作った過去のすべてが、その人の将来を左右する「プレゼント」になるとわかるなら、せめて過去のプレゼントよりステキなプレゼントを贈ってあげたいものだね。
だから、僕はソーシャルデザインや社会起業の普及を願うし、「政治家まかせから、自分で課題解決する社会へ」というブログ記事も書いてるの。
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