最近知り合った若い友人に、佐藤翔平さんがいる。
彼は、2014年の4月から560日間をかけ、日本各地を自転車で旅をした。
なぜ、そんな長期間の旅を敢行したのか?
新卒入社による余裕のない日々や、休みの不規則なハードワーク、プライベートなあれこれが重なり、うつ病を患ってしまった佐藤さんは、3年間もの闘病生活を送ることになった。
そんな中で、自らの視野の狭さや生活環境・生活習慣、優先順位や思考形成などに違和感を覚えた。
ふと、まわりを見渡すと、日本全体がそのような暗雲に包まれている。
就職や進学の失敗を機に自殺してしまう若者たちや、東日本大震災による多くの人たちの失意…。
そんな同時代の日本人たちを、心身共に疲れきっていた彼はTV越しに観ることしか出来なかった。
旅をしたい、と思った。
しかし、2012年当初は、薬の副作用や体力の低下から、10分間自転車をこぐだけで目眩を起こし、寝込んでしまう始末。
リハビリを続けながら、30分、1時間と活動時間を増やし、2013年にはうつ病を完治させた佐藤さんは、2014年にやっと旅に出ることができた。
日本一周の自転車放浪旅だ。
旅を終えた今も、薬を飲み続けなければ日常生活に支障をきたしてしまう。
離脱症状が現れるからだ。
それでも、旅を通じ、各地との出逢いを繰り返す中で、地域活性活動や公共事業、シェアリングエコノミーやコミュニティ創造の大きな盛り上がりを目の当たりにした。
「こんなことをしていた地域があったのか!」
地方には面白い取り組みがたくさんあるのに、それらのワクワクできた発見のストーリーは首都圏にいると入ってこない。
県をまたぐだけで、地域をまたぐだけで、その取り組みについての話は聞こえなくなってしまう。
彼は考えた。
各地の魅力を発信し、地域ならではのライフスタイルを紹介し、視野や選択肢を広げるだけでなく、「人と人をつなぐこと」をしたい。
佐藤さんは、「House Caravan」プロジェクトを立ち上げた。
彼の思いを託した2分以内の動画がある。
ちょっと見てほしい。
●出資者には、プロによる家族ビデオ制作など魅力的な対価
佐藤さんが夢見ている新しい旅は、全国各地を1年ほど旅して、まず12ヶ所のHUBコミュニティを作り、そのコミュニティ間をつなごうというものだ。
地域をつなげる移動型コミュニティとして、この活動に参加する人員の一時的な補完や個々のスキル提供を通じ、地域のサポートを目指す。
同時に、日常の体験をレポートする「リアルタイム移動型メディア」として、旅先でイベントを開催し、新たな人の流れを作るという。
この活動には、より多くの人と共に体験から学び、関わってほしい。
だから、乗り降り自由のキャラバンカーに乗って、このプロジェクトに参加してもらうチャンスを増やしたい。
ところが、このキャラバンカーは中古車を買って改装する予定だが、200万円はする。
そこで、佐藤さんは、クラウドファンディング(←クリック)で資金を集めることにした。
4000円を出してくれる人には、2016年2月13日に東京都内で行われるキャラバンカーへの外装ペインティングのイベントに招待される(飲み放題つき)。
50万円を出してくれた方には、5万円のリワードに加え、「あなたのファミリードキュメンタリーMOVIE」を制作してくれるという。
10年後の自分や家族に向けたメッセージビデオレター&ドキュメンタリーだ。
スタッフには、全国放送のテレビ局のドキュメンタリー番組を制作していた元プロがいる。
若者の夢を応援したい中高年なら、定年退職のお祝いや、やがて家を継ぐ孫へのプレゼントとしてお願いしてみるのもいい。
他にも、30万円を出してくれた方には、5万円のリワードに加えて、精神疾患当事者で過労・鬱経験アリの二人が可能な限りいつでも応じる「24時間365日なんでも電話相談」など、出資への対価として面白いリターンをいろいろ用意している。
2016年の日本を少しでも元気にしたい方は、佐藤さんのチャレンジを買って共に夢を見よう!
詳細は、このページ(←クリック)に今すぐ飛んで見てほしい。
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