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『The Continuing Story
Of Bungalow Bill』は、数百万頭のバイソン(野牛)を殺して英雄気取りだった実在の男の「つづき」として、ジョン・レノンが書いた歌です。
歌詞では何度も「何殺してきたんだい?」と、問いかけています。
怖い相手なら殺してもいいという発想が、ジョンには耐えられないものだったのでしょう。
まるで武装したイスラム原理主義者を殺しまくるアメリカの現在を言い当てた内容のようにも見えますが、命を奪った人間を英雄視することに違和感を覚えるのは、今日に通じるように思います。
オノ・ヨーコさんが一部だけ歌っていますが、彼女もジョンの死後、ずっと平和運動を続けてきました。
鳥・猿・犬・蛙など、ビートルズには動物を歌った歌がいくつもありますので、ぜひ探してみてください。
バンガロー・ビルのつづきのお話
(作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
ゾウにまたがって虎狩りかい
いつもママと一緒なんだろ
アメリカ育ちの石頭
さあ歌おう
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
獰猛なトラひそむ森の闇
ビルとゾウは気圧されてさ
英雄気取りでトラの眉間にバーン!
さあ歌おう
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
「殺すのは罪」 子どもが言う
「怖そうならいい」と ビルのママ
「見るからにやられそうなら…」
さあ歌おう
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?
やぁ バンガロウ・ビル 何殺し てきたんだい?