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■学生と大卒者は、社会貢献サークルを作ろう

 大学生・大学院生、これから大学生になる人、大卒者。
 あなたがこのいずれかに該当するなら、「学術書チャリティ」への参加を呼びかけたい。

 「学術書チャリティ」とは、不要な学術書などを集め、ノースブックセンター(東京・八王子)に送れば、その買取価格が自分が共感するNPOに振り込まれる。
 すると、NPOの活動が活性化し、NPOが支援している社会的弱者が救われるという仕組みだ。

 送料は無料(※ただし、1度に30点以上を送る)。
 買取の対象は、学術書だけでなく、以下の不要品に及ぶ。

学術書
 医学・法律・経済・政治・歴史・芸術・スポーツ・理工・コンピュータなどの専門書・洋書など
CD・ビデオ・DVD
 音楽CDやブルーレイ、VHSもOK
 定価が数千円する文学・日記・翻訳書など
 医療・看護・福祉・建築・ビジネス・語学・工学など
★その他

 寄付を求めるNPOは、学術書チャリティのHPあるいはこのページを参照してほしい。
 こうした不要品を組織的に集められる団体を今、このチャリティの仕組みを運営している僕(今一生)は公募している。
 学生サークルでも、会社でも、任意の有志団体でもいい。
 組織の力で、ぜひより多くの不要品を集めてほしい。
 そのメリットを下記に書いておくので、関心があれば、僕までメールで問い合わせてほしい。



●社会貢献活動を通じて、自分・NPO・社会の三方良し

 不要品をあえて集める必要はない。
 大掃除をする年末年始、前年度の教材が不要になった4月、上半期で単位を捨てることに決めた7月、そして文化祭のある11月の年4回で十分だ。
 むしろ、それらのシーズン前に組織内でメンバーそれぞれの自宅にある不要品を学校や会社などに集めておいたり、クラスメイトや取引先などにも声をかけて協力体制を作ることが望ましい。

 というのも、この学術書チャリティを組織的に取り組めば、学生にも社会人にもメリットが大きいからだ。

 大学生なら、サークルのメンバーが就職したい大企業にも、CSRの部署に連絡をとって、その社内でも学術書などの不要品を集めてもらえるように働きかければ、その会社の社風や社会貢献活動への関心度も知ることができるし、社会に役立ちたい学生として覚えておいてもらえる。
 いざ就活の面接の際にも、「御社にも協力いただき、NPOを通じてこんな社会貢献ができました。ありがとうございます」と報告すれば、ほかの就活生より強い存在感を放ち、抜きん出ることもできる。

 高校生の社会貢献クラブなら、AO入試・推薦入試で有名大学を狙う際に、地元の大企業に学術書チャリティで提携した実績を作ることは大きなアピールポイントになるし、大企業のサラリーマンが大学への推薦状を書いてくれるかもしれない。

 すでに企業で働くサラリーマンなら、自社の取引先を開拓する前に、大企業との関係を作る一つのチャンスとして社会貢献活動で連携するのが有効だ。
 「御社もこの学術書チャリティを弊社と一緒にやりませんか」と誘えば、自社が小規模でもその地域で学術書チャリティによる社会貢献を仕切る幹事会社として存在感を示せる。
 それは、本業の営業や開発、広報などでも大企業との提携を進めるチャンスの種をまくのと同じだ。知り合いのまだ少ないベンチャーほど、こうした回路を持つことがビッグビジネスにつながる。

 不要品を寄付し、NPOの活動が活性化すれば、NPOは寄付された事実をブログで発表する。
 そのため、「学術書チャリティ」に参加した人たちは、誰もが自分たちのアクションが、自分やNPO、そして社会に広く貢献できたことを誇れるし、SNSを通じて他人にも伝えられる。

 ぜひ校内や社内で有志を募り、社会貢献サークルを立ち上げてみてほしい。
 立ち上げたら、この1月から「学術書チャリティ」に参加してみてほしい。
 組織の立ち上げ方やチャリティに関して質問があれば、今一生までお気軽にメールを。

上記の記事の感想は、僕のtwitterアカウントをフォローした上で、お気軽にお寄せください。


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