震源地の熊本では、震度7を記録した。
震度7と聞いてピンとこない人のために、僕は以下のツィードをした。
東日本大震災から、たった5年で九州に大地震が起きてしまったのだ。熊本で起きた地震の「震度7」は、気象庁震度階級で最も高い(強い)震度。激震。初めて震度7を記録した地震は兵庫県南部地震(阪神大震災)。地震計で震度7が観測されたのは、新潟県中越地震(2004年10月23日新潟県川口町)、東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日宮城県栗原市)のみ— 今一生 (@conisshow) 2016年4月14日
東北エリアの復興もまだ遅れ、仮設住宅に住んでいる人や自主避難の仮ぐらしを強いられている方々が今なお大勢いるのに、日本はまた税金で復興させなければいけないエリアが増えたのだ。
すでに財源がなく、借金と増税で財政を賄っている今日の日本で、これは一大事になるかもしれない。
民間でも、日々増えていく死傷者の数に目を奪われるのでなく、冷静に自分が無理なくできることを考えてみよう。
現況を知りたい方は、Youtubeで気象庁の記者会見がライブでオンエアされているので、逐次参照してみてほしい。
僕ら民間人は、今できることは、今やろう。
一番カンタンで、誰でもすぐにできるのは、被災地にとって有益な復興資金を集めるネット募金だろう。
そこで、迅速に被災地の方々への義援金・支援金になる基金のツィートを貼っておくので、RT(リツィート)で拡散してもらいたい。
Yahoo!基金が取り組む災害復興支援、予期しない災害への緊急支援募金、東日本大震災の復興支援に取り組む団体の活動支援。今後は防災や減災への取り組みにも挑戦していきます。 https://t.co/TJ9gVIEokh pic.twitter.com/IimYK3Xklz— Yahoo!基金 (@yahoojpkikin) 2016年4月13日
【RTが募金に】 #熊本 #地震 #寄付 情報まとめページを作成しました! https://t.co/wckblAwPqo 多くの方に情報が届きますようご協力下さい。1RT=10円を、ぼらぷらから熊本県に寄付します。 pic.twitter.com/lJJeYfdZqn— ★ぼらぷら★海外ボランティア (@NGO_VPF) 2016年4月14日
どうしても寄付行為を「偽善」だと思われる方は、ふるさと納税で熊本の名産品を買う手もある。Yahoo!基金は4月14日の熊本地震災害に対して「緊急支援募金」を立ち上げました。皆さまからの寄付と同額をYahoo! JAPANが寄付し支援を2倍にします(上限あり)。皆さまからのご支援をお願いいたします。https://t.co/BmZiW9Ws03— Yahoo!基金 (@yahoojpkikin) 2016年4月14日
ふるさとチョイスというサイトの熊本県の名産品を見てみよう。
●仕事を通じて被災地の人々を救うコーズ・マーケティング
東日本大震災でも、支援金・支援金がたくさん集まった。
そうした現金の寄付は、今なお続いている。
ただし、個人や法人の寄付には限界がある。
むしろ、ふだんの仕事を通じて寄付金を作り、募金する方が、仕事として取り組める分だけ、労力や時間を余計に使う必要がなく、同時に持続可能な支援活動になりうる。
その一つの方法が、ふだん売っている商品・サービスの定価を変えず、その定価の10%以下に相当する額面を上記の寄付先に送ることだ。
これを実施すると、ふだんより多く売れるため、損がないどころか、利益が増える。
これを「コーズ・マーケティング」という。
とくに、地震の話題がホットなうちに、「うちの商品を買えば、被災地支援になりますよ!」というメッセージを出せば、消費者からの支持が高まる。
イメージアップだけでなく、利益も上がるのだから、やった方がいい。
僕自身、『ソーシャルデザイン50の方法』(中公新書ラクレ)や『よのなかを変える技術』(河出書房新社)などの本の印税(10%)の中から10%(=定価の1%相当)を、東北の子どもたちの未来に投資する活動に寄付してきた。
そのことを本の裏表紙に明記しておくと、発売当初から買う人が増えたのだ。
消費者は好きな本を買うだけで社会に貢献できるのだから、似たような内容の本なら僕の本を選んでくれる。
買うだけで商品価値以上の価値をつければ、消費者が喜んでくれるのは当たり前。
どんな商品にも、ライバル商品やライバル企業があるのだから、やってみる価値は大きい。
「今月いっぱい」など期間を限定してもいいし、販売数を限定してもいい。
消費者の関心が熱い時ほど、実際に被災地の人々に役立ち、自分たちも損をしないで済む仕組みを採用してほしい。
ぜひ勤務先の上司に、このアイデアを伝えてみてほしい。
その一声で売上が上がれば、この不況下で社内のみんなからも感謝されるだろう。
熊本県民ならびに、震災に見舞われた九州全域の方々には、一刻も早く元の暮らしを取り戻せるようになってほしい。
九州には、僕の友人も点在して暮らしてる。
不気味な余震が続いているが、何事もないことを祈りたい。
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