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■あなたの街で、Skype講演を

 地方で遠方からの講演者に講演会を依頼すると、コスト(費用)がけっこうかかる。

 講演者の謝礼(ギャラ)に加えて、往復交通費や宿泊費、会場レンタル費、イベント宣伝費、そして講師紹介サイトへの手数料などがかかる。
 宿泊費は税込みで、5000~1万円程度。
 会場レンタル費は、5000~3万円程度(※自治体の公共施設の場合)。
 イベント宣伝費は、1~2万円程度(※チラシのデザイン・印刷・設置など)。
 往復交通費は、新幹線や飛行機を使うと、3~6万円程度。

 つまり、5万円~12万円程度のコストは、かかってしまう。
 謝礼を3万円に設定しても、15万円程度の収益を作り出す必要が出てくる。
 1人1000円の入場料に設定しても、150人以上を集めないと、赤字が出る恐れがある。

 こうなると、赤字を出しても平気な自治体や企業でないと、イベントが開催できない。
 でも、謝礼以外のコストをゼロで済ませる方法がある。

 それが、インターネットの無料通話ソフトSkype(スカイプ)を使った講演だ。
 この「Skype講演」は、「Skype」と「講演」の2文字でネット検索すれば、すでに日本国内のイベントで普及し始めてることがわかる。

(※ネットから拾ったイメージ画像)

●「Skype講演」は、既に全国で試みられている

 僕自身、2010年に「社会起業支援サミット」というイベントで、韓国の社会起業家Noridanと早稲田大学の大隈講堂にいる日本人の観客たちをSkypeでつないだ。
 自分と相手の両方の会場にネットに接続したパソコンがあれば、こちらのパソコン画面をプロジェクターにつなぎ、観客の目の前のスクリーンに投影する。

 そして、スカイプの音声をパソコンから出し、マイクを置けば、韓国人の声はマイクで観客に聞かせることができ、会場にいる日本人の観客たちの声も、自分のパソコンを通じて韓国人に聞かせることができる。
 つまり、Skypeがあれば、日本と韓国という離れた国どうしの質疑応答が0円で実現できるのだ。

 イベントを開催したい人にとっては、観客さえ1か所に集めれば、あとは講演者に謝礼を振り込むだけで遠方の講演者を地元に招くことができるのだから、安上がりで講演会が可能。
 たとえば、謝礼が3万円の場合、会場が0円で使える場所を予約して、SNSだけで広報するなら、1人1000円で30人を集客できれば、収支はトントン。

 仮に20人しか集まらなくても、赤字は1万円以内に収められるから、高校生でも個人のポケットマネーでイベントを気軽に企画・開催することができるだろう。

 また、地元のカフェなどにパソコンと大型モニター(あるいはプロジェクター&スクリーン)を持ち込めば、1ドリンク(500円)込みで1000円の入場料イベントにすれば、カフェの店長も集客を手伝ってくれるので、60人の動員も十分、見込めるだろう。

 講演者としては、往復する時間をべつの仕事に充当できるので、同日に2回のSkype講演でも、2倍のギャラをもらわなくても歓迎かもしれない。
 そうなれば、1回あたり30人以上なら、むしろ利益が出る。
 実際、映像を使うイベントは、カフェだけでなく、さまざまな場所で行われている。
 公民館、ライブハウス、居酒屋、商店街の空き店舗、学校などでも「Skype講演」は可能だし、スターバックスのようにイベントを受け付けているチェーン店には、企画を相談してみる価値があるだろう。

 学生さんなら、自分の通う学校や地元のカフェを口説いてみれば、意外と簡単にできると気づくはずだ。
 僕も、「Skype講演」の依頼に応じるサイトを設けている。
 よかったら、企画してみて!
 ちなみに、ツイキャスでの対談も歓迎してるよ!



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