『安倍晋三 沈黙の仮面:その血脈と生い立ちの秘密』(野上忠興 ・著/小学館)が発売された。
本の腰巻(キャッチコピー)には、こうある。
「愛に飢えた少年は”独裁者”になった」
僕が「安倍総理とヒットラーを結ぶ『魂の殺人』」というブログ記事で予想した内容の通りらしい。
Amazonでの紹介文は、以下の通りだ。
稀代の“独裁者”として毀誉褒貶の激しい安倍首相。
自ら公言するように、祖父・岸信介を深く尊敬し、保守思想に深く傾倒する。その特異な思想や政治手法には彼の生い立ちが深く関わっている。
父母と離れて生育し、祖父と教育係の女性に依存し、勉学を嫌って奔放に育った。父との確執を抱えて政界入りし、総理大臣に上り詰めるまでの軌跡を圧倒的な取材と、本人、家族、友人らの証言で余すところなく描く。
目次は、以下の通り。
第1章 父母の愛に飢え、中学生まで教育係のふとんで寝た少年
第2章 高級車と麻雀に熱中した学生時代
第3章 挫折した米国留学と就職、そして政界入り
第4章 置いてけぼりだった“政策新人類”の葛藤
第5章 実は遅かったタカ派への転身
第6章 「拉致の安倍」の嘘と隠された体の変調
安倍総理が「一億総活躍社会」という、まるで戦時下の「一億総玉砕」のような時代がかった呼びかけを平気でしてしまうのも、国内の多様な民族をまとめ上げるために外へ目を向けさせようとしている中国を勝手に脅威に感じて軍事費を増大させているのも、彼自身の生い立ちにルーツがあるような気がしてならない。
安保関連法のめちゃくちゃな強行採決を見ても一目瞭然だが、これだけ明確に「支配欲求」を見せた総理は、日本の戦後政治史上、他に例を見ないだろう。
僕はただのノンポリの遊び人にすぎないが、これだけ「強いアメリカ」に対して弱腰で、世間体ばかり気にして政策を断行する男が国のトップにいる時代を不幸だと思う。
これも、子育てがきわめて社会的な行為であることを浮き彫りにする典型例といえる。
支配的に育てられれば、大人になって自分より弱い者を平気で支配し、強い者の前ではペコペコするばかり。
田中角栄のように、アメリカに失脚させられても、日本の国益のためにやるべきことはやるという勇気を、安倍総理は持ち合わせてはいない。
これは、「ただのボンボン」を国家議員に当選させた国民の大失敗だ。
後年、安倍の選挙区の山口県民は、全国の国民から糾弾されるかもしれない。
いずれにせよ、僕ら日本人は、とんでもない男を総理にしてしまった。
政治に文句だけを言っても、この現実は変えられない。
政治家がバカで、国民が生きづらいなら、民間でこの社会を作り直すしかないのだ。
民間が変われば、政府も変わらざるを得なくなる。
そのことに、より多くの人が気づいてほしいところだ。
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