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■Norwegian Wood 和訳&歌唱

 「ビートルズの名曲を日本語で歌えるように和訳する」というプロジェクトです。
 (※これまでのすべてのリストは、コチラ

 Norwegian Wood』は、村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』や同題の映画で若い世代にも有名になった歌ですね。

 でも、日本語に訳すと、「ノルウェイの森」ではなく、「ノルウェイ産の木」である方が正しいと気づきました。

 この誤解は、歌詞の内容が幻想的なので、森に迷って幻覚を見た男の話だろうから「森」でいいんだと解釈した人が作ったものでしょう。
 最後にその木に火をつけるというあたりが、鳥=彼女という比喩とあいまって、なおさら「森」という訳をつけたくなるんでしょう。

 でも、それだと森全体に火を放ったことになり、そもそも「森」なら別の英語(woodsやForestなど)を使うはずなので、無理があるんですね。

 むしろ、「自分をないがしろにした女には、部屋を燃やすぐらいのイタズラをしちゃえ!」というウィットとして意味をくんだ方が、英国人らしい皮肉を歌詞によく使うビートルズらしいと僕は思うのです。

ノルウェイの木
(作詞・レノン=マッカートニー/訳詩・今一生)

誘われるように 彼女の部屋に来た
ステキでしょ ノルウェイ産の 木の部屋
「泊まっていってね さぁ座って」
でもイスなんて どこにもないよ

カーペットで ワインを 飲んでると
「もう2時だわ おやすみの時間よ」

「朝から仕事」と 笑う 彼女
僕は 風呂場へ 逃げ出したのさ

目が覚めると 鳥は消え
僕一人
部屋に火を つけたよ
良い 眺めだろ?




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