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■柏木ハルコさんからの応援メッセージ

 親から虐待された当事者100人の「親への手紙」を1冊にして出版するプロジェクトでは、先払いで本を買う「購入サイト」と、買わずに本の制作費を支援する「寄付サイト」の2つで資金調達をしている。

 この本をなるだけ早く出版し、児童虐待の深刻な現実を多くの方に伝え、虐待対策の国の予算を増やし、1人でも多くの子どもたちを救いたい。
 逆に言えば、それだけ日本では児童虐待の救いの無さに多くの人が気づいてないし、関心が薄いのだ。

 最近ネットで話題の歌を、聞いてみてほしいい。
 ネタでも何でもなく、親に虐待された子がどれほど救われていないかという現実を端的に表現している。


 虐待を受けた当事者100人の手紙集『新編 日本一醜い親への手紙』(仮題)という本を出版するこのプロジェクトには、著名な方が続々と応援メッセージを寄稿、既に臨床心理士の信田さよ子さん、劇作家/ライターの南々井梢さんの文章を公開してきた。

 今回は、マンガ家の柏木ハルコさんの応援メッセージを紹介したい。



■家庭は密室であり、子供は無力
 マンガ家 柏木ハルコ

 『健康で文化的な最低限度の生活』を描くとき、生活困窮に陥った多くの人から話を聞きました。

 その中で、子供の頃から親から虐待を受け、そして今もその後遺症に苦しんでいる人々が
少なからずいることを実感しました。

 この世の中には残念ながら子供を虐待する親が存在します。

 家庭は密室であり、子供は無力です。
 それは想像するだけでも、とてつもなく恐ろしい空間です。
 その闇は深く、後々まで残る傷跡を残します。
 どうしたら彼らがそんな空間から逃げ出せるのか-------------
  この問いを皆で考え、知恵を出し合い、価値観を共有し、行動し、そうして、世の中を少しずつ変えていく・・・

 この本がそういうことのきっかけとなれば良い、心からそう思います。

 このプロジェクトに多くの方が賛同していただけますよう、またこの本が多くの方に読まれますよう、心よりお祈りしております。




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