Breaking News
recent

■ #親への手紙 制作費の達成まで残り110万円

 10月2日(月)、親から虐待された100名が勇気をふりしぼって書いた本『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』(Create Media編/dZERO刊)が、全国の書店で発売される。

 この本は、先払い購入と寄付によって制作費400万円を調達することで出版されるが、その制作費には本書に手紙を書いてくれた採用者100名へ、年末までに支払う謝礼100万円(1人1万円 ※税込)も含まれている。

 振込手数料を合わせると100万円を超える額面が必要になる。
 しかし、現時点(10月1日)では、まだ110万円が足りていない。

 執筆者の中には、「謝礼は不要」「寄付してほしい」とのありがたい声もある。
 だが、応募要項に書かれていたように、謝礼を払うことは採用された手紙の著作権を買うこと。
 つまり、期日までに謝礼を支払うことによって堂々と出版できるため、支払わないわけにはいかないのだ。
(※このあたりの詳細は、『悩ましい緊急事態!?』という記事もご参照のこと)

 そこで、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』特設サイトから購入できる仕組みを一部変更する。
 9月21-30日の「サポート購入」では、10冊以上の一括注文しか受け付けなかった。
 10月1日(日)からは、5冊単位での一括購入で買えるようにする。

 5冊単位なので、もう少しほしい場合は10冊、15冊、20冊…という具合に一度に買う冊数を決めることになる。
 この「サポート購入」では、1冊2000円(消費税・送料込み)で購入するため、5冊だけでも1万円。
 つまり、5冊を一括購入すれば、手紙の執筆者1名の謝礼を支援したことになるのだ。

 この本の編著者である僕が、どうしても謝礼を支払いたいのは、ビジネス上の契約を守るためだけじゃない。
 親から虐待されたというつらい過去を思い出すだけでもつらいのに、トラウマやフラッシュバックと戦いながら書き上げてくれた彼らの勇気に敬意を払いたいからだ。

 理由は、それだけではない。

 手紙の執筆者は10代~50代の100名だが、彼らの中には、虐待する親元から避難するための交通費が今すぐにでも必要な未成年もいれば、親からの長年の支配によって経済的自立の方法を学ぶことができないまま貧困化してしまった人もいる。

 彼らが謝礼金を手にする時、「自分には売れるだけの価値ある体験がある」と気づいてくれるはずだ。

 虐待されたという経験は、マイナスだけではない。
 その過酷な状況から生き延びてきたことは、売れるだけのプラスの価値がある。
 サバイバルには、それ見合うだけのお金を払う必要があるのだ。

 だから、つらい虐待の被害者に同情して金を出してほしいとは思わない。
 同情するより、彼ら自身が今日まで生き残ってきた奮闘努力の価値を理解してほしい。

 この国では、毎日1人の子どもが虐待によって親に殺されているそうだ。
 生き残るために、どれだけの奮闘努力があったか、察してほしい。
 僕は、彼らを心の底から尊敬する。

 僕の友人は、親から虐待されたために、自己評価の低い人格に育てられ、精神障害者となり、30歳になる前に自殺してしまった。
 親だけでなく、社会にも絶望してしまった友人たちが教えてくれたのは、子どもの頃に虐待されると、大人になっても孤立を強いられ、泣き寝入りするしかないという残酷な現実だった。

 手紙を執筆した100名は、今日まで必死に生きてきた。
 一人では請け負えないいろいろな傷を負い、耐えながら生き残ってきた。
 そして、この本を読むことで、自分と同じ痛みを持つ「仲間」がいることに気づき、「もう少し生きてみよう」と思ってくれた人もいる。
 あきらめていた経済的な自立へ希望を持ち始めた人もいる。

 そうした彼らの未来を少しばかり応援してほしいと思う。
 もちろん、あなたの生活に無理のない範囲で。

 なお、「サポート購入」は、50万円分に相当する250冊しか用意していない。
 初版では最小限の部数しか用意していないため、リアル書店やネット書店からの注文に応じるには、出版社にそれしか在庫がないからだ。

 書店からの売上が出版社に入るのは来春になってしまうため、12月末までに謝礼を支払うには、「サポート購入」から買っていただくか、出版社dZEROのサイトから買っていただければ、ありがたい。

 「サポート購入」では銀行振込で買えるが、発送は2週間以内になる。
 dZEROのサイトから買うと数日以内の配送になるが、クレジットカード・ケータイ・webmoneyのどれかの決済方法を選べる。
 確実に買おうとすれば、上記の方法か、今すぐ最寄りの書店で予約し、店頭で受け取ってほしい。


●すでに本を買った方は、寄付も考えてみてほしい

 前述のとおり、年末までに50万円分を「サポート購入」で調達するとして、不足分110万円の残り60万円程度はどうするのか?
 これは、寄付をお願いする他にない。

 編著者の僕は10~11月に全国各地に「虐待防止 全国ツアー」に出かけるが、すべての会場で寄付を呼びかけるつもりだ。

 ひとり出版社であるdZEROに制作資金がないために、先払い購入と寄付を呼びかけ続け、なんとか本を出版するところまでこぎつけたのだから、あと、もう一歩なのだ。

 僕自身、この半年間は文字通りの不眠不休状態で、寝るというより目が開かなくなって倒れるという日々を乗り越え、ようやくこの本を書店に並べる日を迎えられた。
 もう、制作費には私財をすべてつぎ込んだので、貯金もない。

 それでも、この本には「虐待の深刻さを100人の証言でわかりやすく伝える」という他の本にはない価値があるから、がんばってこれたのだ。

 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』の価値は、読みさえすれば誰にでもわかる。
 子どもでも、大人でも、(翻訳すれば)外国人にもわかる。
 1人でも多くの方、とくに子ども虐待に無関心な方が読めば、衝撃的な告白を読むにつれて「自分は何も知らないでいた」と愕然とするかもしれない。

 だから、あらかじめ虐待に関心のある人が読むだけでなく、むしろ関心のない人にこの本を届けたいし、「サポート購入」では読ませたい相手にプレゼントできるようにしてある。
 それでも、在庫数が頭打ち状態では、寄付によって残りの60万円を調達するしかない。

 そこで、お願いがある。
 以下のどれかの方法で、この本の制作資金への寄付が増えるよう、助けてほしい。

★ブログ記事『親から虐待された100名の本がYAHOO!ニュース1位』を拡散する
★ブログ記事#親への手紙 第一印象と感想の速報』を拡散する
★年内に「虐待防止 全国ツアー」の地元開催を運営する
★本を買ったら、表紙をスマホで撮影し、#親への手紙のハッシュタグでtwitterに公開
★本を読んだら、自分のブログに感想を書き、特設サイトへのリンクを貼る
★編著者のCreate Media(ライター今一生)に原稿執筆を発注する(ギャラを寄付へ)
ライター今一生に企業内の研修として虐待防止の講演を依頼する(ギャラを寄付へ)
★お金が余っている有名人・経営者に、この本の特設サイトへのリンクを伝える
★冬のボーナスから無理のない範囲で寄付する
★1万円を寄付し、「1万円が足りない生活」をしのぐための知恵をひねり出してみる

【関連ブログ記事】
 「親への手紙」公式キャンペーンソング募集!

 『日本一醜い親への手紙』 悩ましい緊急事態!?
 虐待防止 講演会 全国ツアー2017


上記の記事の感想は、僕のtwitterアカウントをフォローした上で、お寄せください。


 共感していただけましたら、下にある小さな「ツィート」「いいね!」をポチッと…

conisshow

conisshow

Powered by Blogger.