彼は今、親から虐待された14人の男女を撮影した写真をwebで『虐待サバイバー写真展』として公開している。
そして、この写真展を今年(2019年)11月にリアルでも開催しようと、東京・渋谷の宮益坂十間スタジオを4日間ほど予約したいと考えている。
もっとも、写真展をギャラリーで開催するには、お金がかかる。
だが、田中さん自身、虐待サバイバーであり、闘病中のため、働けない。
そこで僕は、写真展の開催を実行委員会形式で実現しようと提案した。
実行委員(スタッフ)は既に府中市と23区内でそれぞれ有志が集められたが、お金についてはネット上から寄付を募ることにした。
開催費は、ギャラリーの利用料のほかに、告知ハガキ代、フライヤーなどの印刷費、搬入の人件費、交通費、イベントゲストへの謝礼などで、少なくとも70万円以上がかかる。
これは後日、クラウドファンディングで調達するとして、展示会場は開催の半年前から半金を払って予約する必要がある。
つまり、11月に開催するつもりなら、搬入1日+展示4日の計5日間分の利用料の半金に相当する8万6670円を急いで調達する必要があるのだ。
以下、田中ハルさんからのご挨拶。
「Web版『虐待サバイバー写真展』は、現在書籍化に向けて動いており、同時に開催予定の渋谷でのリアル写真展の準備も始まっています。
この金額を1ヶ月、5月26日までに達成したいと考えています。
今年は虐待サバイバーの存在とその生きづらさ、生きづらさの中でも生きていることを世に伝える時期だと思うのです。
ぜひ11月の写真展に多くの人に足を運んでいただくために会場をおさえたいです。
写真展の4日間は写真を見て仲間と時間と空間を共有してあたたかい空気を感じてもらったり、トークイベントも予定していますし、繋がりが増えると思います。
せっかくですから楽しくしたいと思ってます。
テーマが重いので、あえて楽しく開催することでたくさんの人に振り向いてもらいたいと考えてます。
11月21日から24日、渋谷で皆さまとお会いするのを楽しみにしています」
親に虐待されたサバイバーが、名前も顔も出して撮影に応じた写真展は、きわめて珍しい。
彼らがカメラの前に立つ勇気を出せたのは、子ども虐待という深刻な現実から目をそむけようとする人が多いために、いつまでも虐待防止策が作られないからだと思う。
でも、気づいてほしい。
どんなに深刻な体験をしてきても、生きていかなきゃならない。
それなら、せめて、「虐待されたのはきみだけじゃないよ」と手を差し伸べる人がいるってことを伝えられるチャンスを作ってもいいじゃないか。
そんな写真展があってもいいじゃないか。
彼らがカメラの前に立つ勇気を出せたのは、子ども虐待という深刻な現実から目をそむけようとする人が多いために、いつまでも虐待防止策が作られないからだと思う。
でも、気づいてほしい。
どんなに深刻な体験をしてきても、生きていかなきゃならない。
それなら、せめて、「虐待されたのはきみだけじゃないよ」と手を差し伸べる人がいるってことを伝えられるチャンスを作ってもいいじゃないか。
そんな写真展があってもいいじゃないか。
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