おかげさまで、無事に『子ども虐待防止策イベント2020』を全国7か所で開催できました。
地元開催を実現するスタッフとして運営された方、開催費へ寄付して下さった方、SNSでイベント情報を拡散してくださった方、虐待サバイバーとして被害を告白する文章を書いて朗読してくださった方など、多くの方々に「ありがとう」を叫びたいです。
このイベントは、30年間も虐待防止に失敗し続けている法制度を見直し、新しい虐待防止策を議会にはかれるようにするのが目的です。
そのために、以下の3点を内容に必ず盛り込んでいます。
① 虐待被害の当事者自身が書いた被害体験の告白(1人10分×3名=30分)
② 省庁が公表している虐待の現状と、新しい虐待防止策に関する解説(60分)
③ 地元の政治家・市民≒有権者・サバイバーによる防止策の議論(60分)
各地での参加者の感想は、以下の通り(※画像や動画リンク有)。
以下の動画は、神奈川でのイベントのフル動画です。
今年(2020年)は、新型コロナウイルスのパンデミックという状況下で、子ども虐待は激増し、日本の子どもは「コロナ感染より親による虐待で命を失う」という危険にさらされました。
厚労省や自治体などは虐待防止のイベントをオンライン開催に切り替えましたが、オンライン開催では過去30年間と同様に、子ども虐待の深刻さを受け止める人は増えず、新しい虐待防止策へ根本的に改める動機も育ちません。
そこで、『子ども虐待防止策イベント2020』を開催した全国7か所の市民チームは、万全の感染症対策をとる形で開催することによって、国会議員・県議会議員・市議会議員などの政治家を会場に集め、虐待被害の当事者(=サバイバー)の実体験を直接聞いてもらうことで以下の発言を引き出しました。
■自民党の国会議員有志にサバイバーの声を直接聞く機会を半年以内に設ける
■都議会議員の有志にサバイバーの声を直接聞く機会を設ける
■学校で虐待・子どもの人権・親権者の責任を教えるよう教委に質問する
今年は昨年(2019年)と比べて、以下の点を改良していました。
★感染症対策費を考慮し、市民チームとは別に赤字補填用の寄付を募った
★感染症対策のため、定員を40席に減らし、その2倍以上のキャパの会場を予約
★オンライン視聴を選びたい人向けに、YouTubeで生配信&アーカイブ
★議論のたたき台となる「新しい虐待防止策」を15項目に増やして公開
来年(2021年)の開催に向けて、主に以下の課題を解決していきたいです。
(※来年1月に新しい開催マニュアルを発表予定)
☆サバイバーへの謝礼額面を2倍以上に引き上げできる仕組みを作る
☆「親への手紙」を執筆・朗読するサバイバーを探す専門スタッフを設ける
☆開催マニュアルを十分に理解してもらった上で発起人を認定する
☆感染症対策をさらに万全にするため、来場者を30名以下に減らす
☆今一生がディレクションする開催地を5か所のみにする
【関連ブログ記事】★千葉県と市原市は、「虐待事件の非公表」を撤回して!
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