しかし、いまだに「ただの芸能スキャンダルでしょ。自分には関係ない」と勘違いしてる大人が本当に多い。
息子から被害を聞いた母親が、一人でお亡くなりになってしまったことが、東京新聞で11月9日に報じられた。
それでも、スマイルアップの副社長・井ノ原快彦さんは、「社長就任1周年」「在籍30年」を社員が祝ってくれたX(twitter)の画像を11月7日に公開したままだ。
これは、被害者やその親族が死んでしまうぐらいつらい思いをしていても、「世間は自分の笑顔に批判なんてしないでいてくれる」という甘えだ。
そして、彼の読み通り、実際に世間もテレビ番組も、彼に「副社長をやめろ!」とは迫らない。
ジャニーズアイランドでは社長もやっている井ノ原さんは、子どもタレントの育成やプロデュースを手がけているそうだ。
加害を事務所が認めた後でも、子どもを預ける親もいる。
狂っているとしか、言いようがない。
これは四谷大塚に今なお子どもを通わせている親も同じだが、都合の悪い現実を見ようとしない親は、子どもが傷つくまで現実逃避を続けるのだ。
しかし、子どもはいざ被害に遭っても、すぐに親には言えない。親に心配かけたくないからだ。その気持ちをわかっている親は、本当に少ない。
だから、自分の罪の重さを知る頃には、子どもは何十年も苦しみ続けた後になる。
それは、親子関係のありよう以前に、世間が子どもの尊厳や命に無関心だったツケなのだ。
世間とは、あなたのことであり、僕のことだ。
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