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高市総理が、自民党の中でお荷物のように見られ始めた。
何度も自民党内で議論が紛糾している国旗損壊罪についての話だ。
まず、今年2月22日の時事通信の記事を読んでみよう。
自民党の内部からも、慎重論が出ているのが、よくわかる。
そこで、最新の5月15日の時事通信の記事も読んでみよう。
このヤフコメでは、次のようなコメントが7000人以上が「共感」をした。
① まず、現時点で物価高や原油の供給不足、手取り賃金の目減りなどによって、多くの国民の生活がどんどん貧しくなっている。
一刻も早く賃上げできる経済の仕組みを作ら蹴ればいけない時に、国旗や日の丸の扱いを優先的に論じなければならない根拠はない。
② ヤフコメに共感している人が理解できていないように、法律を作ろうとするなら、憲法で明記された「表現の自由」を守った上で法律の内容を決めるのが当たり前。
なので、自由と民主主義を表向きは大事にする自民党の内部から慎重論が出てくるのは当然であり、憲法を無視して議論を進めようとすれば、党内で了承されることはない。
当然、国会に議案が提出されても、否決されるだけなので、ヤフコメにうっかり共感してしまった人は、憲法になんて書いてあるかをよく読んでほしい。
③ ヤフコメには、「国旗を大事にすることを求めて何が悪い」と書かれている。
だが、そもそも国旗は国家の象徴であり、国家は行政単位の一つにすぎない。
江戸時代に「クニ」といえば、生まれ育った藩のことを意味していた。明治時代に入り、廃藩置県が行われたあとで、「クニ」は日本を意味することになった。
そのうち、ヨーロッパがEUを作ったように、アジア諸国のいくつかが経済圏を一つにする新しい国家体制を作る時代も来るかもしれない。
その頃の未来では、「昔は北海道から沖縄までの島国を日本とかクニとか呼んでいた」と歴史の教科書に書かれるかもしれない。
あるいは、マンガ『日本三國』(ニッポンサンゴク)のように、分裂した統治国家が生まれ、国土が小さくなることもあるかもしれない。
それが、国家が行政単位の一つにすぎないということの意味だ。
いずれにしろ、国土が大きくなろうと、小さくなろうと、そこで生きる国民は生活を成り立たせなくはいけない。
だから、政治家の仕事では、国家より国民を守ることを最優先にする。
円安・物価高を止められずに国民が切実に困っている状況なのに、国家の象徴である国旗をめぐる法律の議論を続けること自体、自民党にとっては人気を失う恐れが高まるのだ。
その心配は、既に現実のものとなっている。
毎日新聞5月15日付の記事では、毎日新聞の世論調査によると、昨年10月の発足時に65%だった支持率は、4月には53%となった。
半年間で12ポイント下落しており、特に3月以降は2カ月連続で下落しているという。
国旗をめぐる法律は、高市総理の悲願かもしれない。
でも、国民の悲願ではない。
国民のあなたは、子どもが飢えてひもじくて泣いているのを見ても何も動かず、日の丸の旗をひきちぎって笑う外国人を見た時にだけ警察に通報するだろうか?
あなたが高市政権に期待するのは、どんなことだろう?
ちなみに僕は、日本人が政治的に成熟するのに、あと50年以上はかかるだろうと思っている。
つまり、政治では国民を幸せにできないだろうと考えている。
だから、若い世代では自分の収入が増えるよう、学校教育を過信せず、また教えられたことを鵜呑みにせず、早めに自分で自分の仕事を作れるように起業することを実践的に学んでほしい。
世の中、困りごとがあるからこそ、それを解決する仕事が生まれ、早く満足度が高い形で解決できる人が儲かるようになっているのだから。
あなたにとっての困りごとは何?
それを解決できる仕事があるとしたら、いくら払いたい?

