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『女性自身』という女性向けの週刊誌が、高市総理の人気が落ちていることを丁寧に伝えている。
『女性自身』の8月7日付の記事を読んでみよう。
記事では天皇の後継問題を取り上げて、国民の民意から高市総理が離れてしまっていることを象徴的に紹介していた。
つまり、国民が高市総理に期待できないと判断した理由には、他にもいろいろあるってことだ。
そもそも、高市・自民党が今年2026年2月の国政選挙で圧勝できたのは、昨年2025年12月22日の時点で若者たちの支持を固めていたからだ。
ただし、若い世代の投票率は、中高年よりは低く、また少子化で実数も多いとは言えない。
やはり自民党の主な支持基盤は50代以上の保守層であり、早い話、高度経済成長の勢いをいまだに記憶している夢見がちな高齢者たちが、長年の間、自民党への期待を手放さなかったわけだ。
ところが、その50代以上の中高年、いや、もはや高齢者として自覚をし始めた世代にとって、信じてきた自民党の政治と、現実の自分の生活が、あまりにもかけ離れたものであると認めざるを得ないようになったのだと思う。
それは、昨年の米の値段の高騰ぶりだけでなく、食品や石油など消費全体の物価高に、年金と貯金だけでは、とてもまともな暮らしぶりを維持できないという恐れがリアルなものになった証拠だ。
このまま自民党を支持し、高市総理を拝んでいれば、いつまでも生きづらさが続くことを思い知ったのだろう。
そこで、共同通信の8月7日付の記事を読んでみたい。
この記事を読んでゾッとするのは、自分が老人になっても、政府は予算の都合を言い訳にして福祉政策を免罪しようとする点だ。
結局、政治は国民の孤独も解消しなければ、手取りを増やすための政策を打ち立てることもしないのだ。
飢える国民や、無縁仏になる国民が出てきても、これまでの政策が間違っていた責任は誰も取らない。
国民の所得が増えるような義務教育ではなかったことも認めないし、「偏差値70以上で大企業に働ければ幸せなんだから、それを目指せ」という価値観を押し付けるばかりだ。
受験戦争に負けた者はどうなる?
そもそも、教育投資が受けられない場合、どうなる?
今ある福祉のあり方を100%満足してる人は、いったい何人いるんだろう?
そんなことを思う時、小さい子どもの頃から、心身共に弱くなる高齢者になるまで、ずっと「雇われて働く」ことを前提にしているこの社会こそが、クソ社会だと言いたくなる。
最近、『みいちゃんと山田さん』というマンガが200万部の大ベストラーになっているが、このマンガは日本の福祉政策の大失敗を浮き彫りにしている。
このマンガで描かれるキャバクラ嬢のみいちゃんは、21歳になるのに小学校で教わる漢字すら読めない。
彼女は、兄と妹の間に生まれた生い立ちで、まともな家庭環境で育っていない。
彼女が彼氏と呼んでいる男からは、顔を殴られ、金をむしりとられ、その金のためにみいちゃんは立ちんぼもやる。
一般常識も理解できず、店の男性スタッフに次々と体を許し、客には本名や住所を教えてしまう。
何らかの障害を持っていると思われ、接客マナーも十分に理解できず、枕営業で客をつなぎとめて売り上げをなんとか保ち、そして1年後には命を奪われる。
こうした属性の若い女性は、マンガの中だけでなく、現実に存在するが、福祉は偏差値30未満の学力層が稼げる仕組みを作ってこなかった。
それどころか、人ぞれぞれに魅力や価値、できることや好きなことが異なるので、時間と手間をかけてその人その人が無理なくできる仕事を一緒に考え、一緒に軌道に乗せていく仕組みを、政治の仕事として作り上げてこなかった。
最近は、障害者とひとくくりにせず、絵を描きたい障害者なら絵を描いてもらって、その作品を健常者が売り出すことで収益化するという仕事も生まれている。
本来、ソーシャルワーカーは、そのように一般企業に雇われにくい人、あるいは雇われるのが嫌な人にとって、ムリなく楽しく稼げる仕事を作り出せるように伴走するのが、期待される職種なのだ。
だが、大学で社会福祉士を学ぶ人が、人それぞれに合った仕事を作り出せるようになる実践的な学びを得ているだろうか?
はなはだ不安だ。
高市や自民党の人気が下がるのは当然だが、では物価高を乗り切れるよう、雇われにくい人が稼げる仕組みを作り出せるような福祉政策を打ち出している野党の議員はいるだろうか?
あなたがどんなに心身の不調を訴える状況でも、ちゃんとお金の心配をしなくていいような画期的な政策を訴えている政治家はいるだろうか?
どんな社会的弱者でも手取り収入を増やせる仕組みを政策として訴えている議員がいれば、ぜひ教えてほしい。
みいちゃんが安全に稼げるようになるには、どんな工夫が必要だろうか?
雇われにくい人、雇われたくない人が自分の仕事を成り立たせるために、ソーシャルワーカーには何が求められているか、考えてみてほしい。
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