なんと、前年度から2万件以上も多い、約16万件だった!
毎日新聞 |
虐待相談は、調査初年の1990年から28年間ずっと、増え続けてる。
厚労省の官僚も政治家も、子ども虐待を一度も減らすことができなかった。
それは、親に子ども虐待をとめさせる有効な法律が作られていないからだ。
しかも、相談案件のうち、児童相談所に保護されるのは6件に1件にすぎない。
だから、子ども自身が虐待家庭から避難して命と自尊心を守るには、経済的に収入手段を得て家出するしかない。
だから、どれだけ虐待家庭より家出の方が安全かについての記事も書いた。
もっとも、虐待家庭より家の外を危険にしているのは、父母だけに親権を独占させている制度であり、この制度こそが子育てを孤立化させ、親に虐待を動機づけている。
現行の親権制度は、子どもを不当に不自由にしてるんだ。
未成年は、親権者の許可なしには、学校に通うことも辞めることも、バイトすることも、ホテルや友人の家に泊まったり、部屋を借りることもできない。
逆に言えば、親の許可なしに未成年に上記の行為を許せば、許した相手が親から訴えられかねない。
そうなれば、被虐待児を保護した人が警察に逮捕され、罪に問われることもある。
だから、映画『天気の子』の子どもたちは、違法行為を見ない振りしてくれるラブホテル以外に安息の場所を得られなかったし、主人公の少女は「売春するしか生活できない」と考えてしまったんだよ。
日本の子どもたちがどれだけ親権者の奴隷にされているか、わかるかな?
もし、親権者を子ども自身が選べる権利をもっていて、3人以上の親権者を選択・追加・排除できるなら、1人の親権者が許可を出せば、子どもは自分が安心できる場所に避難できるし、バイトもできるから自立心も芽生えるし、自分が望む学校に進学できたり、いじめ自殺に追いつめられる学校から転向することだってできる。
このような法制度を変えられるのは、未成年には無理だ。
変えられるのは、有権者である大人だけ。
じゃあ、どうすればいい?
政治家に、親に子ども虐待をさせない法律を作らせればいいんだ。
それは、親権制度の改革だけじゃない。
たとえば、親からの虐待で精神病になったのに、医療費を自己負担している人は大勢いる。被害者が一方的に医療費を引き受けるなんて、交通事故でもありえないことだ。
彼らの医療費を国が肩代わりし、国が親に請求するように法律を変えれば、親は子どもを虐待したことを悔いるだろうし、若い夫婦には虐待を抑止する効果も見込める。
また、義務教育で「親権とは何か」「虐待とは何か」「子どもの人権とは何か」を、子どもと保護者にちゃんと教えることで、児童・生徒が虐待を先生に訴えたら、学校がすぐに児童相談所へ通告する仕組みを作る必要があるだろう。
さらに言えば、妊娠から出産までの間に、プレパパ向けの父子手帳を発行し、親権・虐待・人権をわかりやすく教えるセミナーに参加する義務を負わせる必要もあるかもしれない。
そのためには、誰よりも政治家がこうした法律の必要性を理解する必要がある。
しかし、これまで超党派で虐待防止を考える議員連盟はいくつもあったが、虐待相談を増やすだけで、虐待自体を減らすことは一度もできなかった。
だったら、市民・虐待サバイバー・政治家の3者を一堂に集めて、サバイバーが求める虐待防止策を直接、政治家にぶつけて、議会にはかるように迫るチャンスを作ろう。
そういうイベントを1つでも多く生み出そうと、僕は今、全国に呼びかけ、既に東京・大阪・名古屋・福岡で11~12月に「子ども虐待防止策」イベントの開催が準備されている。
●政治家に「虐待防止策」を提案するチャンスを作ろう!
この「子ども虐待防止策」イベントは、以下の4つで構成される。
① 親に虐待された当事者が「親への手紙」を朗読し、深刻さをリアルに知らせる
② 子ども虐待の現実と基礎知識、防止策の方向性について解説する講演
③ 市民・サバイバー・政治家が子どもが親に虐待されずに済む仕組みや法律を提案
④ 終了後は、参加者どうしが会場付近のカフェで交流し、次のアクションを練る
このイベントの運営マニュアルは、コチラ(←クリック)。
昨年のようすを動画で見たい方は、コチラ。
参加者の感想をtogetterで観るなら、コチラ。
2017年から、このイベントは学生・主婦・精神科通院者・ひきこもり・NPOなどの”イベント未経験者”によって全国各地で開催されてきた。
3か月ほど準備期間があれば、誰でも主催者になれるし、実現できるんだ。
毎日のように、僕とLINEグループチャットで運営ノウハウを共有しながら進めていくので、まったくのイベント運営初心者でも安心して開催できる。
なので、学生団体はもちろん、NPOや企業、大学でも、今すぐ動けば、年内の地元開催も余裕でできる。
日本では、毎日どこかで1人の子どもが、親による虐待で殺されている。
この深刻な現実を前にして、虐待されてから動く児童相談所をいくら機能強化しようと、子どもは救えない。
児童相談所は、あくまでも、さんざん虐待された後の保護とケアの機関であって、親に子どもを虐待させない仕組みがあるわけじゃないんだ。
だからこそ、親に子どもを虐待させない仕組みや法律をこれから作り出し、政治家に虐待防止策の方向転換を迫らないと、いつまでもこの国の子どもは虐待され続けるんだよ。
あなたの住んでる街でも、「子ども虐待防止策」イベントを開催しよう!
それは、たった一人の市民のやる気から始まるんだ。
あなたがNPOや企業の経営者なら、既に組織があるのだから、今すぐ動けるはず。
政治家まかせではなく、市民のあなた自身が虐待防止策を政治家に提案できる場所を作り出そうよ!
そんなイベントなんて、今まで見たことないよね?
子ども虐待に胸を痛めているのに、何もしないなんて、ばかばかしいことじゃないか。
「イベント未経験」でも、僕(今一生)と一緒ならどんな人でも実現できるんだ。
「自信がない」という人も、これまでちゃんと開催できた。
少しでも興味があるなら、僕にメールしてほしい。
今この時も虐待されてる子どもが万単位でいるのに、大人があきらめたら、虐待サバイバーが黙り込んでしまうなら、いつまでも同じ悲劇が続くばかりじゃないか。
一緒に「あきらめの悪いヤツ」になろうぜ!
あなたがどんな田舎町に住んでいても、僕は講演に飛んでいく。
あなたが今年の開催決定地の愛知県(名古屋市)、大阪府(大阪市)、福岡県(福岡市)、東京(江戸川区)にお住まいなら、スタッフになったり、1000円でいいので開催費へ寄付してほしい。
●東京 11月2日開催(No More Abuse Tokyo)
●愛知 11月9日開催(APU家族研究会 +なくそう虐待あいち)
●福岡 11月30日開催(さよなら虐待@福岡事務局)
●大阪 12月15日開催(Power to the Children in Osaka)
東京・町田で「子ども虐待防止政策」を市民・虐待サバイバーが政治家に提案するイベントを開催— 今一生@固定ツィ見たらRT (@conisshow) August 17, 2019
スタッフになりたい人は
第1回うち合わせ
8月29日(木)午後2~4時
町田ターミナルプラザ Muffin&Bowls cafe Cups
発起人https://t.co/pmnFGDuQn3#児童虐待 #拡散希望
必読https://t.co/8NNB6fTPVF pic.twitter.com/kiaR93pcuX
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