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都民ファーストの会の勉強会でも、虐待サバイバーが登壇! #防止策イベント2021



(前列左からKarmaさん、やぶうちゅうさん、僕。後列は都民ファーストの会の皆様)

 3月4日、東京都議会で与党・都民ファーストの会の木下富美子・都議の呼びかけで、虐待サバイバー2名が被害体験を語り、僕(今一生)が子ども虐待の現状と新しい防止策を解説する同党の議員勉強会が開かれました。

【児童虐待から子ども達を守るには?〜虐待サバイバーの声から学ぶ〜】 コロナ禍で、児童虐待相談認知件数は益々増加しています。 子ども達を救うために、一層の対策の強化が求められています。 被虐待当事者の方々の声を集めた「#日本一醜い親への手...

木下 富美子さんの投稿 2021年3月4日木曜日

 karma(カルマ)さんとやぶうちゅうさんという2名のサバイバがー各10分、「親への手紙」を朗読、僕も解説を10分で済ませ、その後、30分間、議員との意見交換がなされました。

 虐待サバイバー当事者が都議に招かれて勉強会に登壇することは、これまでになかった歴史に残る画期的な試みです。



正直なところ、聞いていると驚き、怒り、困惑、悲しみ、様々な感情が渦巻き、苦しくなりました。 こんな苦しみを背負って生きている方々がいる。 それを救えていない行政… コロナ禍で、児童虐待相談認知件数は益々増加しています。 虐待相談は、30年...

白戸太朗さんの投稿 2021年3月5日金曜日



 そんな画期的な試みを実現させたのは、昨年12月に都民ボランティアチームLoveCtokyoが開催した『子ども虐待防止策イベント in 東京 2020』

 そこに政治家を招いたところ、木村議員も参加。
 その場で「サバイバーの声を聞く勉強会を東京都でもできます」と公言した約束を、今回はたしてくれたのです。

 「東京都でも」というのは、イベントでは木下議員の発言の前に、参議院議員の山田太郎さん(自民党)が「与党・自民党の若手議員の勉強会に半年以内に今回登壇された当事者を招きます」と公言したことを受けてのこと。

(昨年12月の『子ども虐待防止策イベント in 東京』で立って発言する山田議員)

 山田議員は、子どもに関するさまざまな課題を縦割り行政の解消によって解決する「子ども家庭庁」(仮称)を新設するため、今年2月からChildren Firstの行政のあり方勉強会」を立ち上げ、3月9日の第6回にはkarmaさんを招いて話を聞きます。

 国会議員の勉強会に、虐待サバイバー当事者が登壇するのも史上初です。

 これまで官僚に招かれて虐待防止の制度設計に関わってきた有識者(専門家・研究者・支援活動家)は、30年以上もの長きにわたって、虐待相談の件数を増やし続けるだけで、虐待そのものを減らすことができませんでした。

 被害の当事者の声が直接、政治家の耳に届くことは、虐待防止策を根本的に見直し、今よりはるかに有効な防止策を議会へはかる上で大きな前進です。
 支援される側が何を求めているかは、被害当事者が誰よりも豊かに知っています。
 これを僕は「当事者固有の価値」と名づけています。

 当事者にしかわからない、気づけないことは山ほどあります。
 当事者ニーズに基づく虐待防止策を策定するためには、より多くの当事者が政治家や市民(有権者)の前で自分自身の苦しみや何に困っていたのを具体的に語ることが、どうしても必要なのです。

 そこで、あなたの住む町でも今年、『子ども虐待防止策イベント in 〇〇』を市民ボランティアの力で実現してほしいです。
 これまでも、イベント運営などやったこともない一般市民が、仕事や子育ての時間の合間を縫ってちょこちょこと準備し、実現させてきました

 開催マニュアルは、以下のリンクにあります。

 イベントの開催は、毎年10~12月。
 今から準備するなら、誰でも余裕をもって取り組めます。
 ふつうの市民でも、このイベントの開催を通じて政治家を動かせるのです。

 もちろん、このイベントだけでなく、近所の公民館やカフェでの小さな集まりに虐待サバイバー当事者が被害を告白できるチャンスを増やせるよう、僕は「公認朗読者」を公募しています(※以下のサイトはパソコンで見てください)。

 「公認朗読者」に認定されると人前で虐待の被害を話すことで謝礼(報酬)を得られる仕組みで、全国で100名の「公認朗読者」の登録を実現したいです。
(注:あくまでも虐待の深刻さを訴えたい人を対象にしています。無理して人前に出る必要はありません)

 そして、野党の議員、地方議員を含め、1人でも多くの議員・政党が、地元に住んでいる虐待サバイバー当事者(≒有権者)を勉強会に招き、話す機会を与え、新しい虐待防止策の議決をめざしてほしいです。
(※できれば、子ども虐待に関する各省庁の公式統計や関連法などの基礎知識をコンパクトにまとめた『子ども虐待は、なくせる』という本を読んでください)

 「公認朗読者」としての登録が済んでいない当事者も無数に全国にいますから、どこの地方でも議員のみなさまに当事者を紹介できます。

 もちろん、県庁や市役所の子ども家庭課の役人のみなさんや、社会福祉協議会、保護司連盟、PTA協議会、校長会、養護教諭の研修会、企業のCSR&SDGs担当者、青年会議所、児童福祉を教える大学、NPOなどからの問い合わせも歓迎します!

conisshow@gmail.com今一生
サンプルの動画(子ども虐待防止策イベント in 東京 2020 より)

 当事者は勇気をふりしぼって、思い出したくもない被害体験を人前で語るのですから、せめて往復交通費や謝礼の提供を考慮してほしいです。
(※資金調達の方法がわからなければ、それも教えます)

 当事者固有の価値に対して敬意を示すために、『子ども虐待防止策イベント』では今年から朗読者1名に基本1万円(+往復交通費)の謝礼のほか、事前振込による寄付で謝礼額面を増額できる仕組みを導入します。

 当事者の声こそが政治家を動かし、虐待防止ができなかった社会の仕組みを変えられるのですから。

 あなたの町にも、虐待サバイバー当事者が話せるチャンスを!


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