7月20日に投開票日を迎える参院選。
既に選挙戦が熱くなっているが、そもそも政治家とは、どんな存在なのか?
政治家とは、僕らの代理人だ。
これは、政策を作るのを任せる相手という意味じゃない。
僕ら有権者の求める政策を、僕らの代わりに実現するために働くのが、政治家なのだ。
だから、僕ら一般市民が真っ先にどんな社会の仕組みが良いのかを考えるのが先で、僕らの欲しい政策を発表している政党や候補者に投票し、彼らに仕事をさせるのが選挙なのだ。
国会議員の月額は、129万4000円。
年2回のボーナスを含めると、年収は2000万円を超える。
その2000万円は税金から出ているので、国民のあなたが払っているわけだ。
あなたの財布から出て行く金で、国会議員は働いている。
だからこそ、あなたが切実に求める政策を、あなた自身が慎重に考える必要がある。
あなたが生活に困っておらず、好きなものを何でも買えて、老後の不安もないという人なら、これまで通り、自民や公明、立憲や国民に投票するだろう。
でも、僕は違う。
生活はカツカツだし、9月には60歳になるのに、貯金もほとんどない。
だから、消費税の廃止を訴え、同時にインボイス廃止を求める政党の名前を、比例区なら書く。
当然、れいわ一択になる。
しかも、今回は僕の住んでいる千葉の選挙区に、れいわ新選組から候補者が出た。
山本なつみさんだ。
彼女は現在、1歳と3歳の子どもを育てている二児の母であり、専業主婦だ。
僕が彼女を熱烈に応援しているのは、子育て当事者の声が国会には届いていないからだ。
れいわ新選組の候補者の特徴は、どの方も何かの社会的課題に苦しんでいる当事者である点だ。
重度障害者の方もいれば、前科者もいるし、インボイス制度に苦しむ自営業者もいる。
山本なつみさんは、2児の母親として子育ての大変さに直面している当事者だ。
ところが、国会には子連れの議員がいない。
オッサンばかりで、子育ては母親任せだ。
世界では、10年以上前から議会に赤ちゃんと一緒に入り、授乳まで許されてきたのに、日本は子どもを大事に考えておらず、7歳の子でも市議会の傍聴に議長の許可が必要だったり、2歳の娘に熱が出たために子連れで議会の抽選会に臨んでも許可されず、質問の権利を失った市議会議員もいた。
このように、子育ての事情に関心のないオッサンたちによって、少子化対策は50年以上も失敗し続けたため、日本は人口が減り続けていて、国家が消滅しかねない深刻な危機に陥っている。
子育て支援金など、親に金を出しただけで出産できるわけではないから、50年以上も少子化対策に失敗し、国家存亡の危機を迎えている。
なのに、まだ自民や立憲のオッサンに投票するなら、「日本よ、早く滅亡してくれ」と叫んでるようなもの。
(※下の将来推計人口は内閣府が公表。人口が半減すれば、国内需要も半減→物価は2倍になり、貧民は自殺するか、他国へ移民する以外に生きていけなくなるため、さらに人口減が進む)。
子育てママが選挙に出れば、何が起きるか?
考えたことがあるだろうか?
小さい子は、いつ熱を出すかわからないし、想定外のことだって突然、起こる。
山本なつみさんも、選挙運動を始めた矢先の7月10日に、息子さんが自宅で転倒して床のおもちゃにぶつかり流血したため、柏駅での街宣をキャンセルし、脳神経外科を受診させた。
幸いレントゲン検査では異常なしと診断され、頭を切ったのでホッチキスのようなもので2回止めてもらう程度の軽症で済んだそうだ。
でも、お医者さんからは、「経過観察でこのあと吐かなければ大丈夫」と言われたため、山本なつみさんは心配になり、その日と翌日の街宣を中止し、息子のそばにいてあげた。
選挙期間中に2日間も街頭演説ができないことは、候補者にとって大きな痛手だ。
それでも、こうしたハンデを経験することで、新しい法律を作る発想もできる。
たとえば「子どもが病院にかかる事態が起きたら、どんな親でも仕事を休む正当な理由として勤務先に認められ、欠勤扱いにならない」という法律を作れば、夫が仕事を抜け出して子どもを病院に連れて行くこともできたはずだ。
社会には、子どもも生きている。
これを前提にした法律にすれば、女性が安心して選挙にも仕事にも出やすい環境を作れる。
議会に子連れ出勤してもいいし、授乳しても問題ないように変えるには、子育てママ議員が1人でも多く当選する必要がある。
選挙に出る時点では、学歴も経験も関係なく特別な条件はない。
なぜなら、当選した議員を、自分の求める政策にくわしくなるように学ばせて育てるのが、僕ら有権者の仕事だからだ。
なのに、これまでの選挙では、まるで民主主義が始まる前の時代のように、「先生、なんとかお願いしますだ」と、政策を考えること自体を政治家にお任せにしてきた。
まるで王様にひざまづいてお願いをするような構えを、日本人はとってきたのだ。
それは、民主主義マインドではない。
民主主義とは、自分の苦しみをどう解決してほしいのかについて有権者自身が考え、具体的な政策を立候補者にぶつけて、「この私の政策をあなたは議会で進めるかどうか」を尋ね、それをしてくれるなら1票をおまえに託すよ、というマインドがあって成立する。
自分の政策は考えないけど、人気のありそうな、当選しそうな候補者に投票しようという有権者が多い国は、自分のことしか考えない議員を増やし、国民の声を聞かない政治になるわけだ。
そこで、冷静に考えてみてほしい。
これまで選挙に勝つには、3つの武器が必要だと言われてきた。
それは、地盤・看板・金庫番だ。
地盤とは、候補者のバックに大きな組織があって、その組織票を取りまとめれば、勝つチャンスが大きくなるってこと。
看板とは、知名度だ。有名人であれば、当選しやすいってこと。
金庫番とは、選挙資金だ。金が多い方が、街宣車もたくさん調達できるし、ポスターやTV広告などもたくさん出せるので、当選しやすくなる。
これまで自民や立憲、公明などは、組織票をとりまとめ、有名人を担いで、有り余る金で当選してきた。
それで、あなたの暮らしは良くなったか?
消費税も3%から10%まで増えてきたし、60歳からの年金生活は一人あたり月に7万円レベルだし、老後に必要な資金が4000万円といわれても、そんなにないから、一生働き続けることになったじゃないか。
それどころか、大学生の2人に1人が奨学金という名の借金をして社会に出るため、借金返済のために自分1人の暮らしで精いっぱいで、結婚も恋愛も夢のまた夢になり、少子化を止められずにいる。
これは、地盤・看板・金庫番のある立候補者に多くの人が投票してきた結果だ。
そういう恵まれた立候補者に投票すれば、奨学金という借金をチャラにする法律も、国会で議決されない。
日本だってできるのに、若者たちが自民・立憲・公明などに投票したら、今後もローン地獄にい続けることになる。
確かに、組織票もなく、有名人でもなく、金もない人は当選しにくい。
山本なつみさんも、ただの子育て主婦なので、組織票も知名度もお金もない。
でも彼女は、僕ら有権者と同じじゃないか。
僕にもあなたにも、組織票や知名度やお金はないよね。
だからこそ僕は、僕と同じ山本なつみさんを応援したい。
千葉選挙区は、3議席を16人の候補者が争う超激戦区だ。
そんな激戦区に、ただの主婦が挑戦している。
誰か1人でも子育て中のママが議員にならないと、子育て当事者の声が国会に届かないからだ。
山本なつみさんは、自分が勝てるかどうかばかり考えてはいない。
この猛暑の中、一人で駅前に立ち、勝つか負けるかなんて考えず、みんなに考えてほしいことを汗だらけの顔で叫んでる。
そういう人が、本物の政治家だろう。
だから僕は、『山本なつみ SNS勝手連』というブログを作り、彼女を空中戦で応援することにした。
このブログでは、山本なつみさんの街宣の日時や場所を速報でお知らせしている。
子育て中のママだからこそ、親の介護まで負担になるのが気になるし、だからこそ山本なつみさんは「介護士の月収を10万円増やそう」と叫んでいる。
介護の担い手が、安月給で減ってしまえば、困るのは、子育て中の親だからだ。
子育てと親の介護が同時に来るダブルケアは、労働時間も奪われるので、家族丸ごと貧困化しやすい地獄だ。
だから、山本なつみさんは、保育士や看護師の月収アップも叫んでる。
そして、景気を回復するためには、世界中がそうしているように、消費税の廃止を叫んでいる。
それが同時代のこの日本社会を生き抜く上で、どうしても緊急に必要な政策だからだ。
1人でも多くの有権者がこれまでの投票行動の結果を疑い、同じような政権が続くバカバカしさに気づくようになるために、山本なつみさんは7月20日の投開票日まで駅に立ち、同じことを何度も言い続けるだろう。
時間のない方は、早めに期日前投票を済ませてほしい。
僕のYouTubeチャンネルでは今後、山本なつみさんの演説動画はもちろん、対談動画も公開予定なので、ぜひチャンネル登録をお忘れなく。
さて、政治家はあくまでも有権者の代理人なので、僕らが僕らの払った税金で彼らを雇う以上、僕ら自身の求める政策を実行してもらいたいよね?
そこで、あなたが今、国会議員に求める政策とは何?
たとえば…
●倒産する会社が増えてるから、雇われなくても自分の仕事くらい自分で作れるように、学校教育に起業教育を導入して、大学を出なくても大卒以上に稼げる子に育ててくれ!
●高給取りの社員や社長の所得税と、儲かりすぎてる企業の法人税率をもっと高くしてくれ‼
●食糧自給率が3割の日本では、7割を輸入に頼っているため、戦争が始まると国民は餓死する。
だから、農家の所得を底上げできる支援金をつけ、農業をしたい若者を増やしてくれ!
●エネルギー自給率1割の日本では、9割を輸入に頼っているため、戦争が始まると電力もネットもスマホも使えない不便な生活に陥ってしまう。
だから、軍事費をカットして浮いた金を、エネルギー自給率を100%にするまで、水素発電に投資したり、外交スキルを上げて交渉に強い人材を育てる教育に投資してくれ!
●選挙で親の地盤を継ぐ世襲を禁止したり、参政党のような基礎知識がない政党には助成金を出さない法律を作るなど、立候補者の健全化をはかってほしい!
●子育て中の母親が国会議員に立候補したら、子どもの数だけベビーシッター手当てを国が支給したり、思いきって議席の半数を女性枠にしてほしい(当然、生理休暇も認めるようにする)
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