12月22日の午後2時から、大阪で『子ども虐待防止策』のイベントで講演するんだけど、同日の午前10時から神戸で開催される『日本一醜い親への手紙~』の朗読会にも参加します!
親から虐待された100名が、つらい記憶と戦いながら執筆した本『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』(dZERO刊)の朗読会が、神戸で開催されます。
しかも、この本を作った僕(今一生)も、本人登場!
朗読・企画は、永瀬晴輝さん。
定員10名の小さな集まりなので、ご予約はお早めに!
★日時:2018年12月22日(土)開場 AM9:30 朗読会 AM10:00-12:00
★場所:ふるもと珈琲店(下の地図を参照)
兵庫県神戸市中央区多聞通4丁目4−13
★参加予約:2010benizakura0424@gmail.com (永瀬晴輝)
https://twitter.com/bluemoon_ang
なんで僕がこの朗読会を推してるかといえば、主催・朗読の永瀬さんが「きょうだい児」の虐待サバイバーの当事者だから。
「きょうだい児」とは、親による子ども虐待の新しいタイプとして
「きょうだい児」は、障害児の兄弟の世話を親に強
そのため、期待外れの子にな って愛されなくなることが恐ろしくなり、自分の人生を自分で自由 に設計していい自尊心を得にくくなったり、 親に進路を捻じ曲げられてしまうなどの損害を強いられて育ち、そ の後の人生も「私がちゃんとしてないからいけないんだ…」という自 責感で生きづらくなってしまうんだよね。
だから、親自身が自分の子育ての苦労を障害児にばかり傾けていると、「きょうだい児」にとっては虐待に相当するふるまいになってしまうことがあるんだ。
その厳しい家庭環境を、永瀬さんは生き抜いてきたんだよ。
●サバイバーどうしだからわかること、サバイバーから学ぶこと
永瀬さんは自身の「きょうだい児」としての経験をふまえ、他の様々な虐待の深刻さも伝えると同時に、虐待によるトラウマに苦しむ当事者の居場所つくりとして、朗読会を開催するそうです。
永瀬さんは自身の「きょうだい児」としての経験をふまえ、他の様々な虐待の深刻さも伝えると同時に、虐待によるトラウマに苦しむ当事者の居場所つくりとして、朗読会を開催するそうです。
そもそも「きょうだい児」の虐待サバイバーがカムアウトして、人前で話すこと自体がかなりレアだ。
僕は神戸新聞・毎日新聞・朝日新聞・読売新聞・NHK神戸にプレスリリースを流したが、彼らがこのレアな取材のチャンスの価値の大きさにピンとくるかは、わからない。
もちろん、性的虐待・身体的虐待・ネグレクト(養育放棄)・心理的虐待・経済的虐待・文化的虐待、場面緘黙症の放置など、ほかの虐待のタイプも手紙本で紹介されているので、それらの被虐待の経験者も、気軽に足を運んでほしい。
10名限定のプレミア朗読会だけど、12月14日時点で参加予約は3,4人なので、今スグ申し込めば、間に合うはず。
当日、店に着けば、永瀬さんはコスプレしてるうえに、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』を店の奥のテーブルに置いてあるから、すぐわかる。
この本を怖くて開けなかった人でも、朗読を聞いているうちに、怖いどころか、ずっとほしかった仲間を発見した気持ちになるかもしれない。
当日、店に着けば、永瀬さんはコスプレしてるうえに、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』を店の奥のテーブルに置いてあるから、すぐわかる。
この本を怖くて開けなかった人でも、朗読を聞いているうちに、怖いどころか、ずっとほしかった仲間を発見した気持ちになるかもしれない。
「自分は殴られたりするような虐待は親からされてはいないのだけど、参加していいのかな?」とためらう人も、大丈夫。
厚労省の統計と現実は違い、虐待のタイプでは「心理的虐待」が一番多いし、2番目に多いのがおそらく性的虐待で、身体的虐待はむしろ虐待のタイプ別では3番目か4番目のレアケースだから。
また、「自分はまったく親に虐待された心当たりがないのだけど、そういう自分が参加すると浮いてしまうのかな」という心配も無用だ。
本当にそうなら、むしろ自分が想像もできないほど親からの虐待が深刻であることを学べるし、あるいは「あれ? 自分はまさに虐待されてきたじゃないか!」と気づいてしまうことさえある。
実は、こうした親から虐待された当事者が集まりやすいイベントに足を運んだ新聞記者やテレビディレクターも、「これって私のことじゃん!」と気づく人が珍しくないんだ。
それもそのはず。
日本には、子どもを大事にする文化と歴史がそもそもないんだから。
児童福祉法も戦後すぐに占領軍のGHQがテコ入れして作った経緯があるし、全国の虐待の相談件数を厚労省が調査し始めたのは、戦後から45年も経過した1990年からなんだ。
今でも、日本では多くの子どもが「親を裏切ってはいけない」と思い込まされてるし、「親にとって都合の良い子にならなきゃ」と努力を強いられている。
日本では、子どもは親の奴隷であり、同時に国家の奴隷だ。
だから、どんなに親から虐待される子どもがいても、第三者がその子を児相に知らせないまま救い出してかくまえば、誘拐罪の疑いで警察に逮捕されることもある。
残念ながらこの国ではまだ、「こどものいのちはこどものもの」ではないんだよ。
奴隷は、自分を奴隷だと思わない。
差別されても、不当な扱いを受けても、ガマンし続け、ガマンでその場をやり過ごす作法を植え付けられ、権利主張する自尊心も奪われ、不自由に慣れていく。
かつての黒人もそうだった。
「自分たちは白人より劣っている」と思い込まされ、「何をやっても白人に勝てるわけない」と思わされてきたから、白人と対等な権利なんて望むことすら発想しなかった。
しかし、その黒人の中でも少数の人たちから、自尊心を獲得した人たちが叫び始めた。
「俺たちだって人間だ。みんな目を覚まそう!」と。
そう黒人どうしの間で呼びかけ合い、やがて公民権を勝ち取ることになったんだ。
日本の子どもも、学校や家庭ですら教えられていない人権に目覚める時代もいずれ来る。
それは、親に虐待されてきたという現実を受け入れることから始まるだろう。
「実は親に愛されてこなかった」という現実を受け入れるのは、つらい。
でも、そこからしか親に支配されない人生は始まらないんだと思う。
なお、僕は同日の午後2時から、大阪での子ども虐待防止策イベントで講演する。
東京から兵庫までの高速バス(前夜発)は8100円。
兵庫から大阪へ移動し、夜行バスで東京へ帰っても、往復2万円はかからない。
他の街からもYahoo!路線や高速バスを検索すると、安上がりに1日に2度もイベントを楽しめる。
ひきこもりや不登校、高校生や大学生も、この機会に兵庫まで旅してみよう。
僕はきみを待ってるよ。
朗読会では、朗読を聞く以外に、永瀬さんや僕となごやかに話せる。
どんな話でも、僕らはドン引くことはない。
もちろん、黙っているのも自由。
遊びにおいで。意外と楽しいからさ。
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