『子ども虐待防止策イベント』は、30年以上も失敗し続けている虐待防止策を、実際に虐待されて育った当事者(=虐待サバイバー)の要望に基づいた形で更新できるよう、地元の政治家(市議・県議・国会議員)を招いて、市民×政治家×虐待サバイバーで「新しい虐待防止策」を議論し、議会へはかろうとする試みです。
2018年に東京大学で初めて開催して以来、2019年は全国5か所、2020年は全国7か所で地元市民ボランティアが実現してきました。
コロナ禍でも開催を続けているのは、コロナで子ども虐待が例年以上に急増しているのに、地方議会でも国会でも緊急の虐待防止策が作られないまま、子どもが誰にも救われずに孤独の中で苦しみ続けているからです。
大人が見て見ぬふりを続けるなら、その子にとって親からの虐待に必死に耐え続ける日々が長引き、学校でいじめられやすくなったり、精神を病んだり、自殺してしまうこともあります。
コロナ禍があろうとなかろうと、被虐待児の日常生活は緊急事態そのものなのです。
そこで、一生に一度、3~4か月のボランティア活動をすることでイベントを開催し、地元の有権者が地元の政治家を動かすことによって、虐待サバイバーの当事者が子どもの頃から求めてきた「新しい虐待防止策」を一つでも、1日でも早く政治家に議会へはかってもらう必要があるのです。
『子ども虐待防止策イベント』に足を運んだ政治家が、「新しい虐待防止策」の実現に動き出した事例の一部をお知らせしておきます。
★自民若手の勉強会が当事者を招き、子ども家庭庁の仮称を「こども庁」へ変更
★都民ファーストの勉強会に、当事者2名+今一生を招聘
★立憲民主党・群馬県連が「子ども未来サミット」に当事者2名+今一生を招聘
これまで有識者しか呼ばれることのなかった政治家の勉強会に、当事者が招かれること自体、とてつもなく画期的な変化です。
上記以外に、「新しい虐待防止策」を知って、子どもの権利を学校教育に取り入れる条例案を今年9月に議会へはかる市議の方も出てきました。
新しく建設された児童相談所の運営に、当事者の意見を取り入れようと動いてくれる都議もいます。
『子ども虐待防止策イベント』で虐待サバイバー当事者の声を直接聞いたからこそ、虐待される痛みの重さを受け止め、動き始める政治家が確実に増えてきているのです。
★実際に親から虐待された当事者(=虐待サバイバー)が被害を語る
★子ども虐待に関する公式統計や関連法などの基礎知識を解説
★虐待サバイバー・政治家・市民が「新しい虐待防止策」を議論する
地元の虐待サバイバーが、地元の政治家の前で幼い頃からの虐待被害の苦しみを語ればこそ、政治家は何もしないわけにはいかなくなります。
被害当事者の声を知った政治家の発言を、地元の市民(有権者)がその場で聞いて、しかもイベントは生配信され、YouTubeでも録画を公開されるのですから。
なので、このイベントは、スタッフも、被害を語る虐待サバイバーも、参加者も、基本的に同じ都道府県内に住む地元の人たちです。
有権者は、twitterで政治家に文句を書くより、政治家のいる前で発言した方が、はるかに現実を動かせるのです。
『子ども虐待防止策イベント』は今年(2021年)、全国7か所で開催予定。
■子ども虐待防止策イベント2021 ※全国7か所で開催
●11月3日:東京都下 https://love-chil-toka.blogspot.com/
●11月20日:神奈川 https://kanagawa-kodomo2021.blogspot.com/
●11月21日:東京23区 https://love-all-children.blogspot.com/
●11月27日:群馬 https://lovecgunma2020.blogspot.com/
●12月5日:千葉 https://chubacuba.blogspot.com/
●12月19日:鹿児島 https://kagoshima-kodomo2021.blogspot.com/
僕(今一生)は、2018年以来、『子ども虐待防止策イベント』の地元開催を呼びかけ、各地の市民ボランティアがチームを組んで実現してきました。
しかし、このブログやYouTubeなどで再三明言してきたとおり、来年(2022年)以降は、呼びかけもせず、責任を持って開催に動くイベント・ディレクターにもなりません。
もちろん、講演や「親への手紙」の編集の依頼を請け負うことはありますが、既に開催マニュアルをネット上で配布(下記リンク)してあるため、「新しい虐待防止策」を作り出せる『子ども虐待防止策イベント』の価値を市民自身が気づき、仲間を集めて取り組んでほしいのです。
今年は全国7か所で開催予定なので、開催地の県にお住まいの方は、来年以後の開催を準備するためにも、今からでもスタッフとして参加したり、「親への手紙」朗読者として虐待被害を伝えるなど、できることから始めてみてください。
そうした活動を市民自身が始めなければ、来年も続くコロナ禍の中で、子どもが親に虐待されながら精神病になったり、親に殺されたり、自殺する現実は、変わらないままになるのです。
なお、今年の各地の市民ボランティア・チームでは、開催費への寄付も1口1000円から集めています。
寄付を受ける口座は、上記の団体ブロブの記事を見てください。
開催地以外にお住まいの方は、彼らの赤字を補填するための寄付を助けていただけると、本当にありがたいです。
※このイベントを運営するボランティア・スタッフになりたい方は、下のリンクの開催マニュアルを読んだ後で、件名に「スタッフ参加希望」と書き、上記の団体ブログの記事にあるメールアドレスまで送信。
※自分の虐待被害を「親への手紙」として書いてイベント当日に会場で朗読したい方も募集中。
開催地の県民のみが対象ですが、隣接県からの問い合わせも歓迎。
下記リンクの記事を最後まで読み、そのリンクページの一番下のメールアドレスからお申込み下さい(先着4名/先着順に出演決定)。
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子ども虐待の現状と、新しい防止策
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