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映画監督、募集! #防止策イベント2022


 「こども庁」の名称は、なぜ「こども家庭庁」に名称に変更されようとしているのか?
 そもそも、なぜ「こども庁」の名称として論じられてきたのか?

 それは、政治家と虐待サバイバーを出会わせることによって「新しい虐待防止策」を作り出そうとする試み『子ども虐待防止策イベント』を一般市民が全国各地で開催してきた結果の一つだ。


 2020年に東京・中野サンプラザで開催された『子ども虐待防止策イベント in 東京 2020』に、参議院議員の山田太郎さん(自民党)は、親から虐待を受けたサバイバー当事者の風間暁さんの被害体験を目の前で聞いた。

 すると、山田議員はそのイベントで、自民若手の「チルドレン・ファースト」勉強会にサバイバー当事者を招くと公言。
 2021年3月、約束通り、その勉強会に招かれた風間さんは、こう言った。

「被虐待児にとって、家庭は地獄。子どもの利益と相反する家庭もある。『子ども家庭庁』ではなく、『こども庁』の名称にしてほしい」

 この提案を受けた自民若手議員たちは、満場一致で「こども庁」の名称を採用した。

 このように「専門家」を名乗る有識者会議のメンバーでは指摘できなかった虐待の痛みを政治家がサバイバー自身から聞き、変革を起こそうという試みは、『子ども虐待防止策イベント』の開催を通じて続々と各地に広がってきた。

★自民若手の勉強会が当事者を招き、子ども家庭庁を「こども庁」へ変更

★都民ファーストの勉強会に、当事者2名+今一生を招聘

★立憲民主党・群馬県連が「子ども未来サミット」に当事者2名+今一生を招聘

 昨年(2021年)は全国7か所で開催された『子ども虐待防止策イベント』は、すべてYouTubeに公開してある。
(※下の動画は、2020年に東京で開催された内容)


 今年(2022年)も東京・東京都下・兵庫・千葉などで、市民たちが開催に立ち上がりつつある。

◎東京
◎東京都下
◎兵庫

 『子ども虐待防止策イベント』で、市民ボランティアのスタッフたちは、政治家に声をかけて会場に招き、50万円ほどかかる開催費を調達し、出演したい虐待サバイバーを地元から探し出し、新聞社などに打診して取材してもらえるように動く。

 他の虐待防止イベントではありえない周到な準備によって、市民はこのイベントを成立させ、政治家が虐待サバイバーと出会わせ、専門家だけで構成される有識者会議が30年以上も失敗し続けている子ども虐待防止策を、一刻も早く更新しようとしているのだ。


 厚労省が公表している上の図を見ればわかる通り、有識者会議の言い分を鵜呑みにしていたら、日本の子ども虐待の相談件数は30年以上も一度も減らすことができなかった。

 それどころか、30年前の約200倍にまで増やし続けてしまったのだ。

 だからこそ、人前で虐待被害を語りたい方を増やし、政治家と出会わせ、虐待される痛みに基づく「新しい虐待防止策」を議会にはかれるチャンスを作り出す必要がある。

 そこで、映画監督、あるいは映画監督を目指す方々に力を借りたい。

 このイベントを開催する市民の動きと、「こども庁」の創設の行方、虐待被害の当事者の思いの3つを取材したドキュメンタリー映画を作ってみませんか?

 子どもの頃に虐待され、その時の恐怖や不安に自覚がないまま大人になれば、民衆を支配したがる政治家になりかねない。

 大人から支配されるのがとんでもなく怖いからこそ、親を含むすべての人の上に立って支配することで安心できるのだから。

 それは、プーチンも、安倍晋三も、ヒトラーも、みな同じ。
 彼らの伝記を読んでみるといい。

 社会に独裁者を生み出すのは、虐待被害に無自覚か、つらい過去から目を背けたいからなのだ。

 子ども虐待を防止する目的は、「子どもがかわいそう」というものだけはない。

 親に虐待されて育てば、自己評価が低くなり、自己決定する自信を奪われ、親の望む「都合の良い子」に育ち、親を裏切って自分になっていく「当たり前の人生」を奪われ、その空虚感を「国家」や「歴史」で埋めるようになってしまう。

 そうなると、オンナコドモから人権を奪っていた家父長制に基づく伝統的家族観を妄信し、「こども庁」に「家庭」を入れろと大声で迫る支配的な保守派になってしまい、自分の仲間を集めて抵抗勢力を構成するのだ。

 子どもの敵は、いつの時代も「伝統」。
 新しい時代を作るのは、いつだって若者たちのはず。

 マスメディアも、虐待といえば、専門家を招いて解説させるけど、本当に必要なのは、実際に親から虐待されてきたサバイバーの声ではないか?

 そこにピンときた方なら、ぜひ『子ども虐待防止策イベント』の準備段階からカメラを回してほしい。
 そして、イベントで虐待サバイバーの苦しみを目の前で聞いた政治家が、そこからどのように変わり、何を始めたのかについてまで撮影してほしい。

 それは、この国に無名の市民たちが政治家を動かす本来の民主主義が始まる瞬間を記録することでもあるのだから。

 興味のある方は、自己紹介文を添えて、このイベントのプロデューサである僕までメールを。

conisshow@gmail.com (今一生


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