毎週土曜日、夜10時から、FMラジオのJ-waveで『Book Bar』という本の紹介番組が放送されている。
出演者は、女優の杏さんとラジオ・ナビゲーターの大倉眞一郎さん。
そして、11月24日は、僕が編著を務めた本『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』(Create Media編/dZERO刊)が紹介されるのだ!
この本を読んだことがある方は、番組あてにメールで感想を送ってみてほしい。
反響があれば、番組側は、子ども虐待の深刻さを無視できなくなる。
そういうカンタンなアクションが、「虐待防止策をみんなで考えようよ!」という空気を作っていけるんだから。
https://www.j-wave.co.jp/today/index.html?1124 |
J-waveをラジオで聞けない人は、以下のRADIKOのリンクで聞いてみてほしい。
僕はそのころ、岡山での子ども虐待防止策のイベントを終えて、どこかの居酒屋でこの番組を聞いているだろう。
『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』という本は、親から虐待された人を僕が公募し、10~50代の100人が書いたもので、昨年(2017年)、ネット上からの寄付を募り、制作された。
その際、自分だけが読むのではなく、芸能人などのインフルエンサー(社会的影響力のある人)にプレゼントし、新聞やテレビ、ラジオなどで子ども虐待の深刻さを少しでも社会に広めようと呼びかけた。
すると、インフルエンサーにこの本を買ってプレゼントする人が続出した。
今でも、この本を10冊単位で購入し、10人の有名人にプレゼントする「サポート購入」のサービスは続けている。
これは、2万5000円(本代+消費税+郵送費)を僕に振り込むと、自分がこの本をプレゼントしたい有名人10人を指名でき、その住所を僕が調べて出版社から発送してもらうもの。
(※名指しをしなくても、「神奈川県内の政治家に送ってください」というざっくりとしたリクエストにも応じている)
こうした「サポート購入」のサービスによって、女優の杏さんを指名してくれた方によって、杏さんに『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』という本が届けられた。
杏さんは、直筆の感謝のはがきを編集部へよこしてくれたが、その挨拶に終わらず、今回レギュラー番組で紹介してくれることになった。
この本のことをずっと忘れずにいてくれた杏さんに、心から「ありがとうございます!」と言いたい気持ちでいっぱいだ。
このように、送った相手の有名人が、どの番組でこの本を紹介してくれたかについては、すべてを把握することは難しい。
でも、プレゼントすればこそ、虐待された人たちが勇気を振り絞って自分の痛みを書いてくれたこの本を有名人が手にして、子ども虐待の深刻さを訴えるチャンスが作れるのだ。
だから、本屋さんで自分用に1冊を買うのではなく、自分の尊敬する芸能人や作家、漫画家、ミュージシャン、政治家などへ、「サポート購入」を活用してプレゼントしてみてほしい。
なお、12月22日には、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』の朗読会が神戸で行われる。
なお、この朗読会の参加者は、10名限定。
参加予約が始まっているので、このリンクからお早めにご予約を。
●『子ども虐待防止策』のトークライブに参加を!
「子ども虐待」という言葉で、体じゅう傷だらけの子どもを思わず想像し、その深刻で重すぎるイメージで気分が落ちてくる人は、珍しくないだろう。
そのため、虐待の話題は、日常的に避けられてしまいがちだ。
児童虐待防止推進月間の11月でさえ、児童福祉の専門家による学術系のイベントで語られるか、あるいは「虐待通告ダイヤル189に電話しよう」という能天気な啓発で語られるばかりで、twitterで「児童虐待防止推進月間」を検索すると、政治家たちが笑顔で並んでいる写真が続々出てくる。
でも、児童虐待の相談件数は、増え続けるばかり。
被虐待児が増えれば、予算不足の児童相談所や養護施設では職員が疲れまくって離職し、経験値を活かせる勤続10年のプロの職員は2割程度。
これでは、いくら189で保護しても、子どもの処遇は適切になされない。
それどころか、親に虐待されてる子どもは、親権者と児相しか保護できる権利がない。
子どもには選択権がないまま、仕方なく施設で暮らすことになる。
だから、一時保護所や養護施設を「刑務所」と呼ぶ10代も珍しくない。
何も悪いことをしてないのに、生活拠点すら自由に選べないのだ。
子どもの人権は、この国ではあまりに軽んじられている。
政治家も虐待防止策が失敗し続けていることにも鈍感だし、毎年同じような啓発運動を続けては、虐待防止策を根本的に改めようとしない。
そんなことしなくても、子どもは有権者でないため、選挙で自分の票が減るわけではないからだ。
でも、政治ができないなら、民間で虐待防止のために動ける余地は大きい。
だから、僕は昨年から「虐待防止策」をさまざまな市民を集めて、一緒に考えだすチャンスとして講演会を各地で行っている。
今年も各地を回るため、会場と日時をこのページにまとめてある。
http://letters-to-parents.blogspot.com/2015/05/tour2018.html |
以上の「子ども虐待防止策」のトークライブは、親から虐待された当事者による「親への手紙」の朗読に始まり、次に僕がバラエティ番組のようにわかりやすく児童虐待の現状と民間の防止策の事例を語る。
最後はさまざまな市民が「自分が子どもだった頃にどんなものがあったら親からの虐待を止められたか」を自由に、かつ具体的に語りだす。
最後はさまざまな市民が「自分が子どもだった頃にどんなものがあったら親からの虐待を止められたか」を自由に、かつ具体的に語りだす。
つまり、話題が「虐待」であろうと、深刻なイメージに終わらず、虐待防止策に希望を持てる楽しくて面白く、クリエイティブな雰囲気のイベントなのだ。
これは、ありそうでなかった虐待の語り口であり、僕が毎週金曜夜9時にやっているツイキャス生配信を視聴した市民から、「うちの町でやってほしい」というオファーを受ける形で実現してきたものだ。
しかし、主催者はみなイベント制作の素人であり、ふつうの市民なので、イベントにかかる経費を調達したり、参加者を集めるための広報が上手ではないなどの大変さがある。
中でも、群馬県の桐生市で12月9日に行われるトークライブは、主催者が一人で孤軍奮闘しており、11月19日時点で経費をまかなう寄付が集まっておらず、スタッフも市内にはまだ主催者1人しかいない。
http://con-isshow.blogspot.com/2018/11/help-gunma2018.html |
ぜひ上記のリンクをクリックし、あなたが無理なくできることで、群馬の主催者を助けてあげてほしい。
もし、がっつり助けてくれるなら、以下のアクションを始めてほしい。
★twitterユーザなら、botで記事リンクを拡散
twitterには、自動的につぶやきを設定した時間に公開するbotでの投稿ができる。
このbotを使い、正午・夜7時の2回だけ毎日同じつぶやきを公開してほしい。
同じつぶやきとは、「子ども虐待の防止策をみんなで考えるイベントの開催に、あなたの力を貸してください!」という言葉に以下の記事リンクを最後に足すもの。
もちろん、#児童虐待 #毒親育ち #わたしたちでもできること などのハッシュタグを加えてみるのもいい。
★みんなの「親への手紙」のリンクをブログで拡散
親から虐待された人たちから「親への手紙」を公募しているプロジェクトでは、すでに30本近くの応募がある。
その中でも、子ども虐待の深刻さを浮き彫りにする以下の2本を読み、読んだ感想をあなたのブログに書いてみてほしい。
026 小学生の自分を強姦した義父
ブログ記事には、以下のリンクを必ず入れてほしい。
★群馬の主催者へ、地元情報の提供を!
会場のある桐生市の市民にイベントへ参加してもらうには、地元の団体や頼れる人の具体的な情報がほしいところ。
そこで、以下の桐生市内の情報をお持ちの方は、主催者のかいずさんへメールしてほしい。
◎イベント広報チラシを預かって、配布・掲示・設置してくれそうな店
◎このイベントを事前取材し、記事にしてくれそうな新聞記者
◎虐待に関する授業を持ち、学生にイベント告知してくれそうな大学関係者
◎1000円~1万円なら、このイベントの運営費に寄付してくれそうな経営者
◎このイベントの情報リンクを記事に書いてくれそうな地域密着型のブロガー
◎このイベントに何らかの協力をしてくれそうな桐生市内の有名人
◎このイベントに興味を示しそうな桐生市議・群馬県議
◎その他、子ども食堂や、子ども支援活動をしている地元企業など
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