Breaking News
recent

#親への手紙 「公認朗読者」募集のお知らせ

 親から虐待された10~50代の100名が書いた本『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』(dZERO刊)の朗読会は、2017年の出版以来、全国各地で開催されてきた。

 そうした市民が個人的に主催する朗読会は、これまで通り、事前に僕(※この本の編著者である今一生=Create Media)にメールで知らせてもらえれば、基本的に応援してきたし、今後もこのブログなどで開催告知をしていく。

 今回、新たに始めたいのは、この本をもっと活用し、虐待の深刻さ、痛みを伝えられる人をネット上で可視化し、その人の地元にある団体(学校や病院、養護施設や少年刑務所、青年会議所など)で朗読するチャンスを増やす試みだ。

 この試みによって、地元の団体からの招きを誘発すると同時に、朗読者自身が団体へ働きかけることで、虐待される側の気持ちを伝えるチャンスをさらに増やしたい。

 そこで、「親への手紙★公認朗読者」(以下、公認朗読者)を公募し、僕が選定の上、公認した方の名前・顔写真・メールアドレス・地元の都道府県・最低謝礼額公式サイト(※団体から朗読者を指名して依頼できるようにするサイト)で公開。
 そのサイトをネット上の市民によって拡散してもらうことで、団体からの依頼を増やそうというもの。

 「親への手紙★公認朗読者」には、朗読会場までの往復交通費と朗読謝礼を団体(=朗読会の主催者)から支払えるようにしたい(※必要なら宿泊費も)。
 もちろん、朗読者と主催者団体の間のお金のやり取りには、僕はからまない。
 つまり、仲介マージンなしで、そのまま地元の朗読者にお金が入る仕組みだ。

 「親への手紙★公認朗読者」の応募資格は、以下の条件をすべて満たした者とする。

『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』を持っている
□虐待サバイバーであり、自分の経験を人前で語れる
□自分のブログを持っている(※公認後はこちらで専用バナーを発行)
□オリジナルの「親への手紙」を書いている(※選考時に必要)
□twitterとfacebookを利用し、ブログ記事の拡散ができる

 各都道府県には、当初は先着2名までを公認朗読者として専用サイトで発表する。
 虐待サバイバーであるが必須条件に入っているのは、本を朗読するだけでなく、自分自身の経験を伝えることが、聴衆にとって虐待を他人事にしなくなる大きなチャンスになるから。

 これまで臨床心理士や児童相談所の職員などが一方的に「虐待とは何か」を語ってきたが、そうした専門家は28年間も虐待相談を減らすことがなく、反省もしていない。
 また、虐待関連のイベントの多くは「育てる側の親を支援する」という趣旨だったが、これも増え続けるばかりの虐待相談を見れば、防止に寄与しているとは言いがたい。

 実際、虐待サバイバー(=親から虐待されても必死に生き残ってきた人)自身が「育てられる側」として、どんな痛みを負い、どんな虐待防止策を求めていたのかについて、多くの有権者や政治家などは聞く耳を持たなかった。
 しかし、もう、サバイバーたちは黙ってはいられないはずだ。

 何人の子どもが虐待で殺されたり、精神病にされたり、自殺へと追いつめられてきたのかを思えば、専門家よりも被害の当事者が語るチャンスを増やしていくしか、有効な虐待防止策は作られないまま、今後も子どもが虐待され続けていくだけだから。

 虐待から生き延びた方法は、虐待で死にそうになっている当事者にとっては生きる希望であり、お金を出して聞く価値のあるものだ。
 団体から相応の謝礼をいただくことは、サバイバーの価値を社会に根付かせていくアクションでもある。

 以上、「公認朗読者」に応募したい方は、公式サイトから手続きを!


★公認朗読者に関するFAQ

Q:人前で朗読した経験がありませんが、大丈夫でしょうか?
A:大丈夫です。
 小声でも会場にはたいていマイクがありますし、主催者側の団体と協議の上、なるだけ朗読しやすい環境を整えるように求めても問題ないでしょう。
 上手に読むことが目的ではなく、サバイバーとしての貴重な経験を伝えることが目的なので、朗読が上手である必要はありません。
 また、専用サイト(※準備中)では、「朗読するサバイバーには虐待の後遺症によって朗読会を突然にキャンセル、もしくは当日最後まで朗読できないこともあります。あらかじめご了承の上、ご依頼ください」と主催者団体へのお断りを明記する予定です。

Q:『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』に採用されたのですが、新たにオリジナルの「親への手紙」を書く必要がありますか?
A:4ページ分の採用者は、書かなくてOK。「○ページに採用」とお知らせください。
 3ページ以下の方は、原文ではなく、収録された原稿に新たに内容を加えたものを送ってください。
 なお、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』以前のシリーズ本に採用された方は、収録ページに関係なく、新たにオリジナルを書いて送ってください。

Q:専用サイトや朗読会では、本名を使わなければいけませんか?
A:ハンドルネームや芸名、筆名でも問題ないと思います。
 もっとも、朗読を依頼する団体では、謝礼などの領収書、源泉徴収票の発行などの際に本名の記入が必要になることがあります。
 また、同じ都道府県の他の公認朗読者が本名を公表していた場合、そちらへ依頼したくなる人が多くなるおそれはあります。

Q:「親への手紙」を書いたことがない場合、何を参考に書けばいいですか?
A:『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』を読まれるか、このページ(←クリック)にある手紙を参考にしてください。
 なお、以下の3点を守ってください。
 ●手紙なので、書き出しは「母へ」あるいは「父へ」で始める
 ●親に対しては「あなたは」と書く(2人称なら「おまえ」などもOK)
 ●事実に即して、2000字以上を目標に書く
 ●なるだけワードファイルに書いてメールに添付する

Q:専用サイトを通じて、団体から朗読の依頼が公認朗読者に届くのでしょうか?
A:その通りです。
 専用サイトでは、氏名・都道府県名・メールアドレス・プロフィール・顔画像・ブログURL(※公認朗読者に関する記事)・最低謝礼額を公開します。
 朗読会を主催する団体は、地元の公認朗読者を選び、メールで直接依頼します。
 団体側には、謝礼以外に往復交通費(※場合によっては宿泊費も)を負担していただく旨を明記します。
 もっとも、待っているだけでは依頼は増えません。
 既に地元で虐待関連のイベントを開催したことのある団体を探して専用サイトのリンクをメールで知らせたり、卒業した学校や子育て支援NPOなどへ知らせるなどの自助努力は必要です。
 こうした売り込みマニュアルや地元マスコミへの広報などについては専用サイトでマニュアルを公開したり、約4万人のフォロワーがいる今一生のtwitterやごらんのブログなどで情報を拡散するなど、公認朗読者を応援していきます。

Q:最低謝礼額は、いくらに設定すればいいでしょうか?
A:いくらでもかまいません。
 たとえば、上限を示さないように「5000円~」と表示することもできます。
 0円でもかまいませんが、依頼する団体側の都合を聞き、交渉した方が現実的です。

Q:今後、朗読者の「公認」の度合いを上げていく予定は?
A:あります。
 僕(今一生=Create Media)による認証だけでなく、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』を出版したdZERO、子ども福祉の関連団体も巻き込み、オリジナルの「親への手紙」の品質保証にコミットしていただくことで、朗読する内容の精度・強度を上げていく仕組みを作る予定です。
 公認に関する詳細は、3~4月頃にオープン予定の専用サイトで発表します。

Q:都道府県は人口規模が違いますが、一律2名の公認朗読者で足りるでしょうか?
A:増員は、すべての都道府県に2名の公認朗読者を発表した後で検討します。
 今のところ、僕1人が専用サイトを作り、応募者に対応するしかない段階なので、マンパワーがありません。
 とりあえず、専用サイトの公開後、朗読依頼の頻度を確かめながら、その後の展開を考えます。
 むしろ、1人でも多くの市民が朗読会の主催者になることが最大の課題でしょう。
 各都道府県では応募者の先着2名のみにしているので、ご応募はお早めに。


Q:朗読を依頼する団体は、どのようなものでしょうか?
A:以下のような団体が、朗読会を主催する可能性があります。
 ●幼稚園、保育園、小・中学校、高校、専門学校、大学
 ●PTAや学生サークル、養護教諭の研修会
 ●病院、児童養護施設、自立援助ホーム、少年刑務所
 ●市役所、県庁、児童館、図書館、教育委員会
 ●青年会議所、商工会議所、地元企業
 ●NPO(子育て支援系)、子ども食堂
 ●寺、教会
 ●その他、このプロジェクトに共感して始められる市民の朗読会グループ

 地元の公民館で定期的な無料朗読会を続ければ、上記の団体へも開催告知のチラシを持ち込めるので、団体側も公認朗読者に発注しやすくなるし、地元紙も取材しやすくなる。
 まずは、無理のない活動から始めてみてはどうだろう?

【関連ブログ記事】
毎月2000円で子ども虐待防止を応援!
★今一生のYouTubeチャンネル登録はコチラ


上記の記事の感想は、僕のtwitterアカウントをフォローした上で、お寄せください。


下にある小さな「ツィート」「いいね!」をポチッと…
conisshow

conisshow

Powered by Blogger.