子ども虐待・家出・自殺・社会起業・ソーシャルデザインなどを取材した本を20年間で出し続けてきた中で、さまざまな相談が日に日に増えるようになった。
ほぼ毎日のように、「生活保護を抜け出したくても、ブランクがあって雇われない。どうすればいいですか?」とか、「起業したことがないので何から始めればいいか、わかりません」など、切実な悩みが届く。
それだけでなく、小学5年生から「親から虐待されています。どうすればいいですか?」というメールも届くし、「死にたい。でも、家出したい。方法を教えてください」という高校生からの深刻な声も届く。
それらの相談にすべて真摯にメールやSkype、LINEなどで回答していくと、取材や執筆の時間が奪われ、自営業者として困窮してしまう。
そこで、相談ニーズの高いものから有料化していった。
★本を出版したい方へ
★自営業を始めたい方へ
★個人的なお悩み相談
相談サービスの有料化は、自分のお金を投資しても早急に回答を得たい方からの相談案件に絞ることによって、本業である取材・執筆の時間を確保するためなのだ。
中でも、さまざまな事情で失業中にある人から起業の方法を尋ねられること(=自営業の相談)が増えていったが、あくまでも相談サービスは本業が忙しくなれば、突然に打ち切る方針を掲げている。
なので、いつでもその気になれば、打ち切りたいと思ってはいるんだが、「そろそろやめようかな」と思っていた矢先に新規の切実な相談案件がメールが届くと、やめられない気持ちになってしまう。
それでも、50代に入り、体力的にもきつくなり、金にならない子ども虐待防止アクションにも年々、時間と労力をかけるようになっているため、相談サービスはそう長くは続けられないだろう。
相談したい方は、今のうちだけだと思っておいてほしい。
★起業なんて、子どもでもできるカンタンなこと
雇われにくい人、雇われたくない人が、自分にとって無理なく自分のできる仕事を作り出し、収入を得る(=起業する)方法など、いくらでもある。
毎週金曜日夜9時からのツイキャスでも、そうした事例を話しているし、10代の起業事例については『よのなかを変える技術』(河出書房新社)に紹介している。
10代が起業して稼ぐことは、現代では珍しくなくなっている。
普通科以外の高校では、21世紀からビジネスを実践的に学んでいるし、高校生向けビジネスプランコンテストなどいくらでもある。
そもそも、敗戦直後の戦災孤児たちは靴磨きや御用聞き(何でも屋)で日銭を稼いでいたし、雇われない属性の子どもは自分のできることで稼ぐことをずっと昔からやってきたのだ。
自分が無理なく仕事を作り出すことなど、本当はカンタンなことなのに、起業することが難しいかのような印象をバカな大人たちから刷り込まれてしまった人は多い。
子どもに大金を貸す人はいないから無借金で安全に経営できるし、元手もないから元手がほぼ0円でもできることを前提にした商売を考える。会社の法人化を急ぐ必要すらないし、誰かをいきなり雇う必要すら感じないだろう。
子どもの起業ノウハウを学ぶことは、雇われない属性の人にとって「その手があったか!」と驚く知恵のオンパレードなのだ。
なので、子どもにもわかりやすい起業の方法を僕は教えているし、相談前に人生年表を作ってもらい、その人自身が無理なく関心を持てそうな仕組みをふまえてビジネスモデルを作り出すことに伴走している。
ビジネスを始める際の基本は、「どんな不満を持っている人にどんな商品・サービスを提供するのか」を明確に設定することにある。
それは、「自分が幸せにしたい人」の顔をはっきりさせた上で、「その人が満足できる商品・サービスとは何か?」を調べつくすことと言い換えられる。
その点では、何かに切実に困っている人の方が起業に向いている。
たとえば、自分がひきこもりから抜け出せずに悩んでいたら、抜け出した後にどういう人生だったら自分は満足できるのかを考えられる。
その人生にたどりつくために、どんなサービスがあったらうれしいのかを具体的に思い浮かべれば、それだけでも自分と同じように悩んでいる人向けの仕事を生み出せるかもしれない。
そうしたアイデアを実現させていくために、いろんな方法がある。
その方法の部分を、僕は相談サービスとして請け負っているんだ。
僕の相談の特徴は、あくまでも学歴・学力とは関係なく、その人の人生履歴の中にその人にしかできない「当事者固有の価値」を発見することにある。
数か月のような短期で莫大な収益を出すことより、数年かけても確実に食っていけるビジネスモデルを構築していく。
実際、小規模のスモールビジネスをロングスパンでゆっくりと積み上げていくことの方が、顧客との信頼関係構築しやすいし、収益も少しずつ安定していける。
スケジュール感覚が身に着けば、虐待やDVからいつでも避難できるだけの生活費も確保できるようになる。
リスクを最小化したうえで、価値の高い仕事を作り出し、〆切までに目標の収益額を生み出すという実践に踏み込んでしまえば、一人で悩んでいた長い長い時間があまりにもったいない時間だったと気づくだろう。
一人で苦しみ続けたいなら、苦しみ続ける自由もある。
しかし、「もういいかげん、自分の人生ぐらい自分で面白く変えたい!」と思うなら、今スグ相談をよこしてほしい。
なお、いま僕は、今年の秋冬の『子ども虐待防止策 講演会』を全国各地で実現する主催者を公募している。
イベントを1回開催するだけでも、収支計算を実践的に学べるし、収益の出せるイベントのノウハウも学べるし、チームで仕事をする楽しさも覚えられる。
昨年は、ニート・ひきこもり・メンヘラ・学生・主婦などのみなさんが開催に動いた。
運営マニュアルも、ココにある。
昨年の開催者に開催経験後、どういう変化が訪れたかは、この記事を読んでみて。
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