親から虐待された100人の告白を収録した『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』(dZERO刊)という本があります。
2017年に発売され、今なお増刷が続いており、最近ではkindle unlimitedで無料で読めるようになっています。
この本を通じて、子ども虐待について関心を高められるよう、2017年、2018年とこの本の公式キャンペーンソングを公募し、公式サイトなどで発表してきました。
(※このブログ記事の右上に昨年入賞した作品が聞けるビデオがあります)
そして、今年(2019年)は3度目にして最後の公式キャンペーンソングを公募中です。
応募〆切は12月27日正午に延長し、賞金は3万円(※1点のみ/年内振込)。
応募要項は、以下のリンクをご参照ください。
https://letters-to-parents.blogspot.com/2016/10/letters-songs2019.html
この公募では、親から虐待された痛みをあなた自身の痛みととらえて、誰からも助けてもらえなかった子ども時代に虐待される恐ろしさや、不安を抱えながら必死で生きのびてきた人たちの気持ちを、あなたらしく肯定する歌を求めています。
こんな視点で歌詞を書けるように思います。
◎子ども虐待死事件の記事や資料を集め、その子を演じるように気持ちを書く
◎子どもの頃を親にされていやだったことを、親に手紙を書くスタイルで告白
◎サバイバーなら苦痛を耐えてきた子どもの頃から今まで生きてきた自分をほめる
◎家出(虐待からの自主避難)という希望を肯定し、力強い応援ソングを作る
◎小さい頃は何ができずに不自由だったのかを思い出し、大人を見上げる視線で描く
◎自分が恋愛や結婚、出産、子育てをしたくない気持ちを虐待経験から語る
◎親にとっての都合の良い子を演じてあげていたら自分がわからなくなった不安を描く
◎親と心の中で縁を切る宣言として、自分の親に語りかける
◎子育て中に自分が虐待されてきたことに気づき、繰り返さないと誓う歌
◎目の前で虐待されている子どもに、率直な気持ちを語りかける歌
◎自分に不安や恐怖を与えてきた親を捨てたいのに、捨てられない気持ちを歌う
◎親元から恐怖で外に出られない子どもの視点に立って、その子の気持ちを描く
◎虐待された当事者と話しながら、その人に対して思った気持ちを書いてみる
◎離婚した親がストーカーのように自分につきまとってきたつらさを書く
◎親がどれだけ怖いのかを、誰もがわかるようにエピソードを拾って歌詞にする
◎虐待が疑われる子どもを見かけた時、どんな言葉で安心してもらえるかを考える
◎地元の大人として虐待防止に何ができるかを考え、アイデアを歌詞にしてみる
◎親にされてイヤだったことを1つ1つ列記し、ラップにして吠えてみる
しかし、12月26日時点で、まだ4作品しか届いていません。
その楽曲をお知らせします。
この曲を聞いて、「私の方がもっと親に虐待される痛みを伝えられる!」とか、「僕ならもっとべつの歌を作る!」と感じた方は、今すぐ1番だけでも歌詞を作り、メロディをつけて、録音作業を急いでください。
●〆切は12月27日、賞金は3万円。集中して歌を作ろう!
歌詞しか作れない方は、twitterなどのSNSで歌詞の一部を公開し、作曲・編曲・歌唱・演奏・録音できる方を歌詞の執筆と同時に公募し、音源を作ってみてください。
メールでやりとりするだけで、歌は音源化できます。
音源は作れても歌詞が書けない方は、早めに音源を作ると同時に、歌詞をつけてくれる方を公募してみてください。
いずれも、ハッシュタグは、「#サバイバーソング2019」。
作詞者・作曲者を互いに探している人は、この掲示板をご利用ください。
完成した音源は、この公式サイト(←クリック)にある応募要項を読んで、ご応募ください。
この公式サイトとハッシュタグをセットでtwitterに書くと、作詞・作曲を分担しても、お互いに見つけやすいです。
もちろん、すでにバンド活動や自宅録音をしている方は、録音環境もあるはずなので、今すぐ音源制作に取り掛かってください。
真っ先に『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』を読むか、このリンクにある虐待サバイバーの告白を読んで、歌詞を作ってください。
(注:読まないうちに書き始めると、虐待された方々を不当に傷つける楽曲にもなりかねないので、ご注意ください)
他人事として同情するだけなのか、それともサバイバーの痛みを受け止めて自分の率直な思いを歌詞にしてみるのかは、大きな違いです。
なお、プロの作品にも、子ども虐待に関するさまざまな歌があります。
ぜひ参考に聞いてみてください。
(※曲名をクリックすると、YouTubeに飛びます)
★スザンヌ・ヴェガ『Luka』
★マルティナ・マクブライド『Concrete Angel』 ※和訳はコチラ
★ザ・ビートルズ『She's leaving home』 ※和訳はコチラ
★キリンジ『Drifter』 ※今一生の歌詞の解釈はコチラ
メロディを作らず、ビートだけを作って「虐待したのは、あなただ。この苦しみは、私のせいじゃない」と何度も同じフレーズを叫ぶだけでもいいかもしれません。
応募は、コチラから。
「レイプしたのはあなただ」— BuzzFeed Japan News (@BFJNews) December 6, 2019
「私のせいじゃない。私のいた場所や服のせいでもない」
南米チリの女性たちが始めた“あるダンス”が、女性に向けられる暴力、その被害を見過ごし、助長する警察や司法を痛烈に批判するムーブメントとなって、世界中に広がっています。 #UnVioladorEnTuCamino pic.twitter.com/TTuk2TDuLm
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