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高市総理が、第2次内閣のメンバーを発表した。すると、裏金議員がちゃっかり入閣していた。
2023年に発覚した政治資金問題で政治資金収支報告書に不記載があった自民旧安倍派の 簗 和生=やなかずお農相(47歳)、関芳弘文部科学相(61歳)、総務省出身の藤井比早之=ふじいひさゆき総務相(55歳)らが初入閣したのだ。
朝日も毎日も読売も産経も、裏金議員が入閣した事実を強調しなかった。
もっとも、国民の方は、むしろ新聞記者よりまともである。
第2次高市内閣のメンバーが発表される直前に、時事通信が行った世論調査によると、高市内閣の支持率は44.1%にまで下落していたのだ。
たった1年ほどで不支持率は29.3%にまで高まりを見せている。おそらく10月には支持率は3割台にまで下落し続けるだろう。
もっとも、高市総理の人気がダダ下がりを続ける理由は、物価高対策で消費税減税をするのも遅いうえに反動で増税されるのを国民の多くがおそれているから、という以上に、潜在的には高市が日本のトップだと世界中の国と上手につき合う外交面で不安を覚えるからではないか?
外交の失敗の結果が戦争であることは、今さら言うまでもないが、そもそも外交とは何かがわかっていない国民も珍しくない。
外交とは、自分の国を攻撃したら、攻撃した国の方が困ってしまうという関係をお互いに築くことだ。
日本には、エネルギー資源と食糧がない。
だから外国からの輸入に頼っている。
エネルギー資源は9割を外国に依存し、食糧は約7割を外国に依存している。
戦争を起こせば、船便も航空便も止まるので、国民は1日1食にありつくだけで大変な生活となり、電気は太陽光ぐらいしか使えなくなる不便な暮らしぶりになる。
つまり、自衛のための戦争であろうとも、戦争は起こしたくても起こせないのだ。
起こしたら、困るのは日本国民なのだから。
中国とアメリカは、日本製の服や家電、農作物などを大量に買ってくれるお得意さまだ。
日本に莫大な利益を与えてくれる中国とアメリカを敵に回すようなことがあれば、今よりもさらに貧乏になることを意味する。
それよりも、仲良くしておいた方が今の暮らしぶりを維持できる。
ただし、ウクライナに侵略したロシアのように、突然平和をぶち壊すような支配的で野心的な欲望によって戦争を始めるプーチンみたいなヤツもいるから、中国だって怖いと感じる人もいるだろう。
しかし、ロシアはヨーロッパに天然ガスを売っていて、ヨーロッパは天然ガスの50%もロシアに依存していたから、プーチンはヨーロッパからウクライナへ侵略することを妨げられないと踏んだのだろう。
もっとも、いざ戦争を始めたら、ヨーロッパはロシアに対する天然ガスの依存度を10%にまで落としてきたし、ウクライナもアメリカからドローンの無人機による徹底抗戦を実現し、戦争の長期化でロシアのお母さんたちは、自分の息子が戦争で命を落としたことでプーチン批判を高める結果になっている。
結局、戦争という命の取り合いよりも、平和な関係を築いて輸出入を安定的にできる方が、どこの国の人でも選びたい未来なのだ。
ここでもう一度、外交とは何かを思い出そう。
外交とは、自分の国を攻撃したら、攻撃した国の方が困ってしまうという関係をお互いに築くことだ。
自分の国に切実に困っていることがあり、自国ではどうしても解決できずに、困り果てている。
そんな時、外国がその困りごとを解決してくれたら、あなたは感謝したい気持ちが生まれるはずだ。
中国では、砂漠のような農村部で作物が思うように育たないため、貧しい暮らしを強いられて、2000万人以上も餓死するという深刻な課題があった。
そこで、日本人が現地に入って砂漠を緑化し、農作物をとれるようにしたので、現地には銅像が立っているそうだ。
そのエリアの人民が日本を攻撃したいと思うだろうか?
日本人も、自分たちを儲けさせてくれる日本製品のお得意様である中国人を攻撃したいなんて思わない。
どこの国でも、国民自身は、自国がどれだけ相手国からの恩恵を受けているかを知れば、攻撃したいなんて思わないのだ。
だから、外交の成果を国はきちんと調べ上げ、国民に教育していく必要がある。
国民自身が相手の国を大事にしたい気持ちを増やせるようにすれば、政府や政治家も国民の気持ちを無視して突っ走ることはできなくなるからだ。
もっとも、国民と政治家は、どこの国でも思惑が乖離している。
国民の多くが戦争したくなくても、政治家は戦争を始めてしまいかねないのだ。
そこで、知ってほしい映画がある。
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』という塚本晋也・監督の作品だ。
この映画は、ベトナム戦争に参加したためにPTSDに苦しんで1200回も「戦争の真実」を訴え続けた元兵士の実話を映像化したものだ。
まだ僕は見ていないが、そのわけは、上映する映画館があまりにも少ないからだ。
作品自体は、ベネチア国際映画祭に出品され、金の小獅子賞を受賞するなど、高い評価を受けて、話題を集めているのに、配給会社が当初予定していた上映館の数を減らしてしまったために、東京など一部の地域の映画館でしか見られなくなっているのだ。
そこで、全国の映画館で見られるようにしてほしいと希望するネット署名が始まっている。
戦争で困るのは国民だけで、政治家は困らない。
政治家は戦地には足を運ばず、安全な場所に隠れてやりすごすだけだ。
だって、国会議員は「いざ戦争が起こったら政治家として最前線の戦地に出向き、国民の先頭に立って国家のために命を捨てる義務を果たします」なんていう法律は作らないでしょ?
だから僕ら国民は、絶対に戦争を政治家に決めさせないように、外交の努力の成果を学び合うことで、政治家に支配されない国民になろう。
本当の敵は、海の向こうにいるんじゃない。
同じ国内にいて、自分だけは安全な場所に隠れながら国民の命を平気で差し出す政治家こそ、本当の敵なんだ。
そんなクソみたいな政治家が平気で政権を握っている日本のために、あなたは命を投げ出したいと思う?


