2018年6月13日水曜日

■本屋以外の場所で、子ども虐待の本を売る価値

 東京都目黒区の親が5歳の娘に十分な食事を与えず、衰弱死させた事件で、多くの方が心を痛めたことだろう。
 これはネグレクト(育児放棄)という虐待で、逮捕された親は保護責任者遺棄致死」の疑いで逮捕された。

 保護責任者遺棄致死」とは、老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかった罪。
 生命・身体に対する危険犯と解され、3月以上5年以下の懲役に処罰される(弁護士ドットコムより)。

 この両親は警察の事情聴取で衰弱死させたことを認めているのに、殺人罪は問われない。
 これまでも、他人の大人を殺したなら大罪に問われるのに、親が自分の子どもを殺しても同じように大罪にならない裁判は珍しくない。
(※僕のブログ記事「児童虐待の殺傷事件の判決は親に甘すぎないか?」を参照)。


 かといって、虐待した親に対して厳罰化すれば、虐待が家庭という密室で行われる以上、今よりもっと隠したがる親が増えるだけで、子どもの安心につながるとは思えない。
 むしろ、子どもを生かさず殺さず、水面下で精神の病に追いつめる方向へと親たちを動機づけてしまう恐れもある。

 そもそも、虐待に走る親は、「虐待とは何か」を知らない。
 虐待を受ける子どもも、幼稚園・保育園・児童図書館・小学校のような公的な機関で「虐待とは何か」を教えられるチャンスがない。
 親子双方が知らないまま、加害・被害の関係になっているのだ。

 だから、まずは「虐待とは何か」を誰もがわかりやすく知ることのできるチャンスが必要だし、子どもに教える前に大人自身が学ぶ必要があるだろう。

 かわいい盛りの子どもが親からの虐待で殺される事件は、これまで多くの日本人が子ども虐待に関心を寄せず、児童虐待の対策予算を増やすことを政治家に要求してこなかったツケの結果だ。
 「何人の子どもが親に殺されたら、大人は虐待の解決に動き出してくれるの?」
 子どもたちの口に出せない声が聞こえてきそうだ。

 虐待死の事件が報道されるたびに、「あら、かわいそうねぇ」とか、「誰かなんとかしてくれないのかしら」とか、「私には何もできない」などと、一人の胸のうちでやりすごしてしまうなんて、もう、やめよう。

 虐待の深刻さの前に打ちのめされて、「何もできない」と思考停止→無関心→新たな虐待→「何もできない」と思考停止…という悪循環を断ち切るには、できることを1個でもいいから始めるしかないんだ。
 とくに、子ども虐待への関心を高めない限り、政治家に「虐待対策予算を増やせ!」と迫る市民を増やすことさえできない。
 ぜひ、STOP! 子ども虐待 100 プロジェクトを参照し、あなたが参加できそうなプロジェクトを実行してみてほしい。

 そして、「虐待とは何か」を学ぶために、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』(Create Media編/dZERO刊)という本を活用してほしい(※全国の書店やAmazonなどで発売中)。
 親から虐待されても必死で生き抜いてきた100人のサバイバー(生還者)が、自分自身のつらい経験を、勇気をふりしぼって書いた内容だ。

 100人の経験を読めば、「自分も親にこんなことをされた!」と思い出せたり、「自分が想定していた以上に子ども虐待は深刻だ…」と気づける。

 何より、厚労省が指摘している4つの虐待(身体的虐待・性的虐待・心理的虐待・育児放棄)以外にも、さまざまな虐待のタイプがあることを学べる。

 もっとも、この本は、新聞・雑誌の書評欄に徹底的に無視されている。
 出版社も弱小のため、広告費もほとんど出せない。
 それでも、ネット上の拡散や口コミで、じわじわと売れ続けている。

 親から虐待された100人の当事者が書いた本は、これ以外にない。
 だから、この本を子ども虐待への関心を高める道具として使ってほしい。
 そのためには、本屋さん以外でこの本を手に取るチャンスを増やす必要が出てくる。
 図書館には少しずつ入荷されてるし、リクエストカードを書く市民も増えている。

 むしろ、カフェやバー、コ・ワーキングスペースや雑貨屋、ギャラリーやトークライブハウス、病院のデイケアやカウンセリングルーム、シェアハウスや企業内CSRセミナー、超党派議員の虐待防止勉強会、青年会議所やライオンズクラブの地域貢献研修会・児童養護や心理学学会の講演会などで、この本を売ってほしい。
 そこで、この本を本屋以外で売る価値と商売上のメリットについて説明しておこう。


★親から虐待された当事者が書いた本こそが心を打つ

 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』という本(※以下、手紙本)を活用した虐待防止アクションとして、以下のようなプロジェクトを始まっている。

◎親に虐待された当事者が集まるお茶会
 (※開催ノウハウはこのブログ記事を参照)
 市民が地元のカフェに手紙本を持参して集まり、自分のつらかった経験を話す。
 年齢・性別などは不問なので、回を重ねれば、より若い被害当事者も集まりやすく、参加者が増えれば、飲食店としては新規顧客の開発にもなる。
 そのため、最近では店自体がお茶会を呼びかけるケースも増え始めた。
 定期開催すれば、地元の新聞やTVなどにプレスリリースを送れば取材されるため、店自体の宣伝になり、集客増や常連化を見込める。
 twitterで #親への手紙 あるいは #毒親フェス のハッシュタグで日時・場所・連絡先の開催情報を拡散すると、約3万8000人のフォロワーがいる僕(今一生)が毎日拡散するので、必ず参加者が集まる。

◎手紙本の朗読会・読書会
 (※開催ノウハウはこのブログ記事を参照)
 自分の被虐待の体験を語るのが苦手でも、手紙本の内容を読み上げることはできる。
 一人で読むより、みんなで集まって読む方が冷静に読めるし、1通朗読するたびにみんなで感想を言い合ったり、次に朗読する人を参加者から選べば、虐待の深刻さを分かち合う良いチャンスになる。
 朗読会・読書会は、飲食店の片隅でもできるし、精神科のデイケアルームでもできる。
 開催の日時・場所をブログに書き、その記事リンクとともに「みんなで手紙本を手に集まろう!」とtwitterやfacebookなどで呼びかければ、最初は数人の参加者でも、開催するたびに少しずつ増やしていける。
 この本を読めば、親から虐待されることがどれほどつらいのかが、誰にでもわかる。
 被虐待の苦しみを知る人を増やせれば、「虐待防止の予算を増やせ!」と政治家に言いたい人も増える。
 この本には、そのように社会を変える力があるんだ。

◎手紙本の公式テーマソング募集
 (※応募要項はこのブログ記事を参照)
 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』を読み、親から虐待された方のつらさを十分に理解した上で、誰もが子ども虐待を防止したくなるようなオリジナルソングを作って応募するコンテストがある。
 〆切は12月末だが、虐待防止オリジナルソングを作る人を公募し、ライブのできる店や学校の体育館などで演奏を披露してもらうイベントを開催してみるのも、一般市民にカジュアルに虐待防止に関心を持ってもらうチャンスになる。
 演奏の様子はビデオで撮影し、Youtubeに公開すれば、コンテストに応募できる。
 11月は児童虐待防止月間なので、10月末までオリジナルソングを作るミュージシャンを公募し、11月中に「子ども虐待防止ライブ・アクション」を開催すれば、地元の新聞やTVが取材に来る。
 今から準備すれば、十分に間に合う。
 音楽が好きなら、音楽で子ども虐待防止のために動いてみないか?

 さて、こうして手紙本を活用した虐待防止プロジェクトを始める方には、この本の出版社dZEROが大量購入の際にサービスをしてくれることになった。
(※ただし、返品不可。10冊単位での注文のみ受付

●一度に10冊以上の注文なら送料無料
 (※10冊なら本代1万8000円+税440円=総計1万8440円)
●一度に50冊以上の注文なら2割引で送料無料
 (※50冊なら、本代7万2000円+税2200円=総計7万4200円)
●一度に100冊以上の注文なら3割引で送料無料
 (※100冊なら、本代12万6000円+税4400円=13万400円)

 割引で購入すれば、飲食店や精神科デイケアなどで定価で売って利益を出すこともできる(※50冊なら利益は1万8000円、100冊なら5万4000円)。
 飲食店なら、お茶会・朗読会・読書会を開催しなくても、レジなどの人目につくところに1冊置いておけば、営業時間に常連客に売れる。

 あるいは、本代相当の2000円を入場料(イベント参加費)とし、1ドリンクの注文を必須にしておけば、参加者のみなさんに1冊プレゼントすることもできる。
(※いずれにせよ、10冊単位なので、それ以上は11冊ではなく、20冊・30冊…になる)

 大学のゼミや小・中・高校での授業、学園祭イベントなどで個人的に大量購入したい方も含め、以下の手続きで注文してほしい。

① 下記の今一生の口座へ注文冊数に見合った額面を振り込む
 (※振込時にはなるだけ、あなたのお名前の欄に氏名+10と入力)
 ジャパンネット銀行 本店営業部(ホンテン) 店番号 001
 口座番号 4768685  普通預金 口座名 柳原 剛(ヤナギハラ ツヨシ)
 ※「柳原剛」は本書を制作したCreate Media=今一生の本名
② 今一生へあなたの口座名・住所・電話番号・注文冊数をメール(←クリック)
③ 今一生からの本の到着予定日の返事が来ます
④ 出版社dZEROから指定の住所へ手紙本が発送されます

 2018年7月末までに、50冊以上の大量購入によって子ども虐待防止のイベントを開催する注文者が希望すれば、先着3名様まで、この本の編著者・今一生がskypeによるミニ講演会(30分以内)を無料で提供するという特典をつける。
(※そちらの会場に、skypeをダウンロードしたパソコン・ネット環境・プロジェクター・マイク・スピーカーを設置する必要あり)

 なお、以上の大量購入による割引サービスは、予告なく終了する場合がある。
 また、政治家やミュージシャンなどに手紙本を送りつけたい時は、このページ(←クリック)から申し込んでほしい(※dZEROから直接、指定の有名人へ発送)。

 忘れてほしくないので、再度書く。
 親から虐待された100人の当事者が、勇気をふりしぼってつらい体験を書いた本は、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』以外にない。

 だから、この本を、子ども虐待への関心を高める道具として使ってほしい。
 そして、誰でもカンタンに参加できる「STOP! 子ども虐待 100 プロジェクト」に参加してほしい。
 
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