12月20日、午前3時過ぎ。僕は頭を抱えている。
23日に東広島で開催する『子ども虐待防止策』の講演イベントの参加予約者が、7人から増えないからだ。
正直、ここまで東広島市の市民が虐待防止に関心がないことにがく然とした。
というのも、東広島では、恐ろしい虐待がつい6年前に起きていたからだ。
こういう事件を知っても、「自分には関係ない」「一部のバカな親のこと」「運が悪い子もいるんもんだ」などと思う人が、圧倒的な多数派なのだ。
だから、つい先月に起きた以下の事件も、広島県民にとって他人事なのだろう。
いったい、何人の子どもが親に殺されたり、精神病にさせられたり、自殺に追いつめられれば、虐待防止をまじめに考えようとするのだろう?
今この時も、中高生や大学生は、自分が親に不当なガマンを強いられてきたことに鈍感だし、それゆえに大人になっても自分が親の奴隷であることに気づかないまま、「社畜」としての人生を邁進している。
自分が虐待されてきたことに気づかないのは、子どもの頃から自分に人権があることや、権利を主張していいことなどを忘れさせる生活を日常的に強いられてきたからだ。
しかし、不当なガマンに毎日耐え続けていれば、耐性がついてきて、ガマンには耐えるのが当たり前であり、ガマンしなくていい人生があるなんて思いもしなくなる。
そして、そんな人はやがて自分と同じように不当なガマンを子どもに強いる大人になり、不当なガマンは遺伝し続ける。
そう。子ども虐待は日本の伝統であり、文化なんだ。
この国には、子どもを大事にするという文化や歴史がそもそも無い。
だから、虐待防止策を一緒に考えようという集まりがあってもピンとこないままだ。
当然、「子ども虐待はレアケースだ」と勘違いしてる人は多い。
でも、親から虐待された100人が勇気をふり絞って書いた『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』という本を読んでみてほしい。
もしくは、このリンクにある現実を直視してほしい。
それでも、今この時も広島でも起きてる子どもの苦しみから目をそらすの?
12月23日、僕は東広島市で、きっと全国のどこの街より少ない聴衆の前で、子ども虐待を終わらせる事例と発想について話すことになるだろう。
大人たちの無関心の大きさと、1人で戦うことになる。
そう覚悟するしかないじゃないか。
それでも、きみが虐待サバイバーで、親に虐待されてきたからこそ言いたい当事者の声を虐待防止策に反映してほしいなら、会場に足を運んでほしい。
市民みんなで「子ども虐待防止策」を考えるイベントなんて広島初だし、下手すると最後になりかねないんだから。
群馬や鳥取、東京の同様のイベントも、遠方から駆けつけるサバイバーがいた。
きみも広島県民の目を覚ましてほしい。
子どもを大事にできない社会を変えるために。
子どもに人権を与えられる文化を創り出すために。
Come together!
★イベント情報(入場無料になりました!)
https://con-isshow.blogspot.com/2018/10/2018hiroshima.html
★こくちーず(簡単に参加申し込み)
https://www.kokuchpro.com/event/991b62fb73fd2ccf9bcd55ac6919889a/
★これまでの講演に参加した人たちの感想
https://togetter.com/li/1297470
★東広島まで3万円以内で往復する方法(※記事の下の方)
https://con-isshow.blogspot.com/2018/12/2018hiroshima-help.html
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