千葉県と市原市は、県の個人情報保護条例を根拠に「虐待死事件の情報は一切公表しない」という方針を発表し、朝日新聞が6月5日付の記事でそれを報じました。
https://www.asahi.com/articles/ASN647GB4N64UDCB00Y.html
この方針が続けば、市民は虐待防止策を作る際の基礎的な資料や統計を知ることができなくなります。
実際、野田市の虐待死の報告書は、黒で塗りつぶされた「のり弁」になっています。
児相職員の誰がどこまで虐待家庭の状況を把握していたか、どの担当職員がどこまで子どもを守ろうと動いたのかすらわかりません。
これでは、研究者も、ジャーナリストも、子ども虐待を防止したい市民活動家なども議論の前提を失い、有効な虐待防止策を作れなくなるのです。
こんな方針が千葉県でまかり通れば、となりの東京都も真似するかもしれません。
全国の手本となる東京都が「虐待死事件の情報は一切公表しない」という方針をとれば、他の多くの都道府県も真似することになります。
つまり、千葉県の方針に無関心でいれば、あなたが住んでいる町でも「虐待死事件の情報は一切公表しない」という方針を採用することになりかねないのです。
その結果、全国の児童相談所へ寄せられる子ども虐待の相談件数がここ30年間、たった1度も減らすことができず、約160倍にまで増え続けているのに、「失敗し続けている虐待防止策」を改善できなくなってしまうのです。
この恐ろしい事態を避けるために、森田健作・千葉県知事と、小出譲二・市原市長に対して、方針の撤回を求めるネット署名を始めました。
★千葉県と市原市は、虐待事件の非公開を撤回してください!
https://www.change.org/p/%E5%B0%8F%E5%87%BA%E8%AD%B2%E6%B2%BB%E3%81%95%E3%82%93-%E5%B8%82%E5%8E%9F%E5%B8%82%E9%95%B7-%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C%E3%81%A8%E5%B8%82%E5%8E%9F%E5%B8%82%E3%81%AF-%E8%99%90%E5%BE%85%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E9%9D%9E%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%82%92%E6%92%A4%E5%9B%9E%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84
このネット署名で賛同者が10万人に達したら、僕(今一生)は千葉県庁と市原市役所を訪れ、知事・市長に署名を渡して、「虐待死事件の情報は一切公表しない」という方針の撤回を求めます。
もちろん、その場にはテレビや新聞などの報道機関、ならびに賛同者の市民を連れていきます。
そこで、「子ども虐待をなくしたい!」と願うみなさんにお願いがあります!
●10万人の署名の拡散+賛同者リスト+同行者リスト
千葉県の方針は県議会で決まったことではなく、役所の一部署の役人が勝手に決めたものにすぎません。
そんな役人の暴走を許してしまえば、議会は不要になります。
役人が勝手に「情報を一切公開しない」方針をとれば、市民=主権者がみんなで問題の解決方法を議論する前提となる基礎資料が「ない」ことになるので、議会でも議論を進められず、民主主義が死んでしまいます。
こんなバカげた事態をやめさせるには、市民自身が「そんな方針は今すぐ撤回しろ!」と行政トップに迫る以外にありません。
① ネット署名のリンクを拡散してください
上記リンクのChange.orgでネット署名をしたら、賛同者コメントを書いてください。
コメントは、twitterとfacebookに拡散できるようになっています。
10万人の署名は大きなハードルなので、twitter botでリンクの拡散を!
http://chng.it/7JkNqB58
② 賛同者リストに入りませんか?
Change.orgでは、進捗投稿機能を使って、キャンペーンに関する新しい情報やメディアの関連記事、賛同した方へのお礼、さらに呼びかけたいことを広められます。
その投稿内容はキャンペーンページに表示される他、賛同した方に一斉にメール送信されます。
そこで、賛同者として名前(+職業名)を公開できる人の名前を追加でキャンペーンサイトへ100名ぐらい追記したいと考えています。
メールのタイトルは、「署名に賛同」でお願いします。
「自治体政府の情報公開の原則に逆行している」などの一言コメントも加えてもらえれば、名前・肩書の後に追記し、発表します。
「自治体政府の情報公開の原則に逆行している」などの一言コメントも加えてもらえれば、名前・肩書の後に追記し、発表します。
③ 県庁や市役所への同行者、募集!
何か月後になるかわかりませんが、10万人の署名が集まり次第、千葉県庁や市原市役所に署名を渡しに行く際、僕(今一生)と一緒に行きたい方も公募します。
それぞれ5名ほどの同行者を募りますが、テレビ局もしくは新聞社で記者をしている方を優先します(※他の媒体で執筆しているフリー記者やブロガーも含みます)。
同行者になりたい方には、10万人の署名が集まり次第、知事や市長にアポをとった後、日時をメールでお知らせします。
なお、日本の子ども虐待の深刻さにピンときていない方は、以下の動画をどうぞ。
上記の動画のような講演を含む「子ども虐待防止策イベント」を、あなたの地元で開催したい方は、以下のリンクを読んでください。
https://con-isshow.blogspot.com/2020/02/ac-event2020-koubo.html
なお、続報はコチラ!
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