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■僕の『子ども虐待防止策』の講演に参加する価値


 毎年11月は、児童虐待防止月間。
 これまで全国各地で、子ども虐待を防止するためのさまざまなイベントが、自治体・民間によって開催されてきた。
 しかし、莫大なお金をかけてイベントをやったり、そこで児童福祉の専門家が講演してきたものの、虐待はまったく減っていない。

 全国の児童相談所に寄せられる虐待相談の件数は、減るどころか、増え続けてる。
 件数の統計を取り始めた1990年は1000件台だったが、2017年では13万件を突破。
 27年間で130倍に急増し、毎年「過去最悪」と報じている。
 親に虐待された子どもたちの顔を想像すると、思わず目を背けたくもなる。

 その背景には、「何が虐待に相当するのか」を児相が判断する際の定義が少しずつ増えてきたのと、一般市民からの虐待通告が微増してきたことがある。
 しかし、子どもの数が減る一方なのに、子ども虐待相談の件数は増え続けてる。
 これは、従来の虐待防止の仕組みが適切なものではないか、適切な仕組みがあっても機能していないからだ。

 この 27 年間、児童福祉の専門家や研究者、厚労省の官僚・大臣、虐待防止活動を自称する市民団体は、 いったい何をしてきたのだろう?
  彼らが主張してきた虐待防止策では、子ども虐待の相談件数は減らせなかった。
 それが、彼らの仕事の結果だ。

 僕は、彼らとは異なる手法の虐待防止策として、社会起業(ソーシャルビジネス)に よる最新の解決事例や、親から虐待されてきた当事者のニーズに基づく解決の仕組みを提言できる。
 人々が「その手があったか!」と驚き、解決事例や解決の仕組みが他の人に伝播していくとき、虐待や虐待死はどんどん減らせるはずだ。

 僕には、親からの虐待によって精神病になり、30 歳になる前に自殺してしまった友 人が 3 人もいる。
 若者の葬式には、もう足を運びたくない。
 53 歳までなんとか生き残ってきた身としては、体が動くうちに全国各地に飛び、最先端の防止策を伝えたい。

 そこで昨年、みなさんからの寄付を集めて出版を実現した本『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』のお礼として、全国19か所でノーギャラ講演会に飛び回った。
 その講演会の主催者の多くは、親から虐待されて精神科への通院を余儀なくされた「メンヘラ」の方々であり、イベント開催なんてみんな未経験だった。

 「メンヘラ」であろうと、僕と一緒に進めていけば、運営マニュアルFAQ(よくある質問への回答)もネット上で公開しているので、イベント開催なんて誰でもできるのだ。
 今年も、「うちの地元で虐待防止策の講演会をやってー!」という声に応える形で講演依頼を募っている

 僕の講演会イベントをあなたが地元で開催する価値とは何か?
 そして、参加する価値とは何なのか?
 他のイベントと、どう違うのか?
 それは、以下の3点に集約される。

「その手があったか!」と驚く子ども虐待防止策を学べて、希望を感じられる
② 虐待のリアルな深刻さを、実際に虐待された当事者の声によって実感できる
③ 被虐待の当事者・支援者が出会い、新たな虐待防止アクションを増やしていける


●他の子ども虐待防止イベントにない「当事者性」

 では、僕の講演会イベントの3つの価値を、くわしく解説しておこう。

① 「その手があったか!」と驚く子ども虐待防止策を学べて、希望を感じられる

 まず、従来の虐待防止の仕組みは、主に子育て支援の拡充だった。
 要するに、「親の子育てを楽にすれば、虐待は減るはずだ」という思い込みが、虐待相談が増え続けるばかりの現実を作ってきてしまった。
 「子どもより親を先に助ければいい」という考えは、根本的な誤りだったのだ。

 日本には、残念ながら子どもを大事にするという文化や歴史はない。
 当然、子どもの人権を守る制度もない。
 それ以外は、虐待された後のケアとして、保護施設や職員の微増があっただけ。

 親に虐待されている子どもが目の前にいても、親権者・役所以外の第3者が保護できる権利はないし、ましてや子ども自身には虐待予防や虐待からの避難も何もできないことを前提に福祉制度が設計されている。
 その結果、子どもは義務教育ですら「虐待とは何か」を教えてもらえないままだ。
 以上、ぜーんぶ「大人の都合」であって、「自分が親から虐待されたらこんな状況じゃイヤだろう」と考えることがなかったのだ。

 だから、「親のことは悪く言うなよ」という親や同級生からの同調圧力に耐え続け、孤立しながら苦しんでいる被虐待児もいる。
 自分がされている被害を虐待だとわからず、「私がダメな子だから親に大事にされないのも仕方ないんだ…」と自己評価を低めてしまう子もいる。

 父親に何度もレイプされようが、母親に毎日のように心理的虐待を受け続けようが、家から自主避難すること(=家出)を悪いことだと思い込んでしまう子も珍しくない。

 そういう深刻な現実をふまえつつも、僕(今一生)の講演では、たった60分間で端的に「子ども視点」の虐待防止策を披露する。

 それは、「べき論」ではなく、実際にある先進的な解決事例だったり、親に虐待された子ども自身のニーズをふまえた提言だ。

 それは、福祉や心理、教育や法律の専門家・研究者ですら知らない社会起業(ソーシャルビジネス)を取材しているから語れること。

 何より、僕の講演は中学生でもわかる内容だし、トークライブのように親しみやすいので、「さぁ、質問は?」と声をかけると、「ハイ!」とすぐ複数の人から手が上がる。
 参加した人は、「私にも子ども虐待防止はできることなんだ!」と希望とワクワクを感じるだろう。
 深刻な現実だけを聞き続けるんじゃ、つまらんもんね。
 僕の講演会イベントの価値は、みんなで「ワクワク」を分かち合えることにあるんだ。


② 虐待のリアルな深刻さを、実際に虐待された当事者の声によって実感できる

 いわゆる「講演会」だと、偉い先生が壇上からあれこれ難しい話を一方的にしゃべって終わったり、質問をあらかじめ受け付けても主催者側にとって不都合な質問は却下されれてしまうことすらある。
 そんなイベント、眠くなるだけだし、現実を何も変えない。

 講演者のギャラだけがバカ高くて、入場無料でも聴衆の満足度は低いし、しかも税金による開催だと、子ども虐待の防止にとって費用対効果が悪すぎる!
 親に虐待される子どもが抱える深刻な現実を変えるには、結果を出せない無能な「偉い先生」なんて必要なく、むしろ実際に親に虐待された当事者自身から、その痛みとニーズを言ってもらう方がいい。

 専門家がどんなに客観的に虐待を語ろうが、虐待の痛みは誰にも届かない。
 専門家や研究者、官僚や政治家に一方的に虐待のことを語らせるのは、いいかげん終わりにしないか?
 虐待されてきた当事者の小さな声にこそ、みんなで耳をすませるチャンスを作ろうよ。

 「私の痛みは、当事者の私自身に語らせて!」
 「虐待防止策を当事者抜きに先走って作らないで!」
 「私の幸せは、親でも医者でも、他の誰でもなく、私自身に決めさせて!」

 親からの虐待に苦しんできた人には、自分の痛みを自分で語る権利がある。
 彼らの経験には、他の被虐待の当事者をいやす価値がある。
 それを伝えるチャンスは、親に忖度する他の虐待防止イベントにはないものだ。

 僕の講演会イベントでは、親から虐待された100人が書いた本『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』の朗読コーナーがある。
 昨年は主催者やスタッフが朗読したが、今年もそうなるだろう。
(※来場された方にその場でいきなり読んでもらってもいいし、オリジナルの子ども虐待防止ソングを作った人には歌ってもらってもいいだろう)

 親から虐待された人の声を、あなたは実際に聞いたことがあるだろうか?
 そういうイベントが、あなたの地元で開催されたことがあるだろうか?
 そう考えると、このイベントが虐待された側の声を知る貴重なチャンスであり、開催する価値が十分にあるものだと、わかってもらえると思う。

 子ども虐待を「知ってるつもり」の福祉職・心理職・弁護士・議員などにも、ぜひ足を運んでほしい。
 彼らに来場を呼びかけ、地元市民と子ども虐待防止策を分かち合えるチャンスを作り出せるのは、地元市民のあなたにしかできないことなんだ。


③ 被虐待の当事者・支援者が出会い、新たな虐待防止アクションを増やしていける

 イベントに足を運んだ来場者は、イベント会場を出たらすぐに、さっきまでうなづきながら見聞したことすら忘れてしまうことが多い。
 だから、昨年開催された講演会イベントでは、終了後にイベント参加者を誘ってお茶会を設けた。

 もっとも、お茶会の役割は、イベントの内容を深めるだけではない。
 何よりも、「親を悪く言うな!」の大声によって、虐待されてきた苦しみを友人や恋人を含めて誰にも言えずに一人で抱え込んできた人や、虐待の後遺症に苦しんできた人、虐待されてきたことを認めるのがつらかった人など、「被害の当事者」がお茶会では自分の体験を語り、聞き合う貴重なチャンスになる。

 お茶会を開催する価値は、地域で孤立していた当事者どうしが助け合える仲間と出会えるチャンスを作り出すことにあるのだ。
 しかも、お茶会なら、カウンセリングや精神科の治療、自助グループとは異なり、もっと自由に話ができるし、特定の誰かがリーダーシップを発揮する必要すらない。

 もちろん、お茶会では、子ども虐待の深刻さを知った(当事者ではない)参加者が、「自分も虐待を減らすために何かできないか?」と考えることを動機づける。

 事実、昨年の講演会イベントに参加した人や主催者・スタッフの中には、すでに自分が無理なくできることで虐待防止アクションを始めた人たちが続出している。

★虐待された当事者のお茶会を地元で始めた人たち
 →自分自身が受けた虐待を自覚することは、次世代の子どもを守る動機を育てる
★発言力のある有名人へ『日本一醜い親への手紙~』を贈った人たち
 →TV・ラジオに出てる人が虐待の深刻さを伝えると、番組で取り上げやすい
★『日本一醜い親への手紙~』を朗読したビデオをネットで公開した人たち
 →声に出して読むことで虐待の深刻さを実感できる(※下の動画はその一部)
★『日本一醜い親への手紙~』を大佛次郎賞の候補へ推薦した人たち
 →はがきで推薦、受賞すると全国で防止講演を無料開催(9月27日に投函〆切)



 他にも、これから朗読会イベントを自分の住んでいる地元で開催する人もいれば、僕自身、子ども虐待を未然に防いだり、児相に頼らないで子どもを虐待から避難させる方法を原作者として有名マンガ誌で連載しようと動き始めている。

 1回のイベントでも、このように参加した市民を虐待防止アクションへと勇気づけることはできるのだ。
 それが、まさに今、親から虐待されている子どもにとって、どれだけ心強いアクションか、想像できるだろうか?

 この講演会イベントを開催する価値が十分に理解できたなら、あなたの住んでいる地元で主催者になってほしい。
 運営マニュアルFAQ(よくある質問への回答)は公開してあるし、僕と常時LINE通話などでつながり、運営の不安を解消しながら動いている。

 これからの開催が決まっているのは、以下の通り(※地名をクリック)。
 まずは、参加してみてほしい。
 きっと「目からウロコ」の虐待防止のアイデアや実例を知ることになるから。

11月24日(土) 岡山
11月25日(日) 奈良
12月  8日(土) 東京(東京大学・本郷)
12月  9日(日) 群馬
12月16日(日) 鳥取
12月22日(土) 大阪
12月23日(日) 広島




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